登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

栃木:茶臼岳~三本槍岳

2011-06-14 | 栃木の山
栃木:茶臼岳~三本槍岳

2011年6月9日(木)~10日(金)

Sクラブ山行に参加する

《日程》
6月9日(木) 茶臼岳~三斗小屋温泉(泊)
6月10日(金)三斗小屋温泉~大峠~三本槍岳~北温泉


《往路》6月9日(木)
JR新宿6:36(埼京線)
⇒赤羽6:50-6:58(宇都宮線)
⇒宇都宮8:18-8:20(宇都宮線)
⇒黒磯駅9:10-9:20(東野バス)
⇒那須ロープウエー山麓10:20-10:24(ロープウエー)
⇒那須ロープウエー山上駅10:30

《復路》6月10日(金)
休暇村那須16:35(タクシー)
⇒JR黒磯駅17:05-17:12
⇒宇都宮18:02-18:04
⇒新宿19:57

《宿》
6月9日(木) 三斗小屋温泉 煙草屋

《費用》
交通費 JR  ¥6180(往復)
     バス ¥1300
     ロープウエー ¥650
     タクシー  ¥1700(人数割)
宿   ¥8500
*************

《歩程》
6月9日(木) 

那須ロープウエー山頂駅10:34~茶臼岳頂上11:29~峰の茶屋跡12:00(昼食)
~牛ケ首12:55~姥ケ平13:28~沼原分岐13:46~三斗小屋温泉15:01(泊)

行動時間 4時間27分 7.0キロ
地形図2.5万:那須岳・那須湯本


寒気が南下し大気の状態が不安定になる、夕刻には雷雨の確率が高い。
降りだす前に宿へ着きたいので、ロープウエーを利用する。

ロープウエーからトウゴクミツバツツジ・ガンコウラン・イワカガミが見えている、とアナウンスがある。

登山道ではムラサキヤシオ・ミネザクラが咲き誇る。
ミツバオウレンが道の両側に行列勢揃いして、我々を歓迎してくれる。

宿に着くなり、楽しみにしていた露天風呂へ直行する。
夕刻には、夕立ち・雷・余震が次々に訪れる。

雨が止み、遠雷を聞きながら、再び温泉につかる。
さっきは見えなかった山並みが眺められる。


*****
朝日岳を真近に眺めながら茶臼岳をめざす


茶臼岳頂上


茶臼岳お釜


峰ノ茶屋跡から三本槍岳へ延びる登山道

牛ケ首へ向かう道


茶臼岳からのぼる噴煙を姥ケ平から見る


姥ケ平に建つ石像


三斗小屋温泉・露天風呂


***************************
6月10日(金) 

三斗小屋温泉7:00~中ノ沢渡渉8:05~大峠9:16
~三本槍岳11:34(昼食)~北温泉・清水平分岐12:24
スキー場ゴンドラ分岐13:46~北温泉15:14
~休暇村那須15:53(入浴)

行動時間 8時間53分 15.8キロ
地形図2.5万:那須岳・那須湯本

***************************

中ノ沢へ降る


中ノ沢を飛び石伝いに渡渉する


峠沢を渡渉する


ブナの新緑まっさかり



大峠の地蔵さん


ムラサキヤシオが山肌を彩る


赤崩山・大白森山


流石山・大倉山・三倉山


沼原方面に広がる雲海


ビッシリみごとな苔


シャクナゲ咲く道


鏡沼はコバルトブルーの湖水を湛える


ミネザクラ群生


ミネザクラの後方に流石山・大倉山・三倉山の稜線が続く


三本槍岳頂上


シャクナゲの後方は三本槍岳



朝日岳・茶臼岳を眺めながら中ノ大倉尾根を下る


シロヤシオ


北温泉に近づくとシロヤシオは落花盛んとなる
登山道に散り敷くシロヤシオ


*****

三斗小屋温泉から大峠へ出る。
途中、飛び石を伝う渡渉が三回ある。増水していなくて良かった。
ホトトギスの囀り・沢の流れに耳を傾け、ブナの新緑に染まりながら歩く。

中ノ大倉尾根には、シロヤシオが今をさかりと咲き誇る。
存分にシロヤシオを観賞し、堪能する。

休暇村那須で日帰り入浴し、たっぷり掻いた汗を洗い流す。
スプリングエフエメラルにも出会え、私には嬉しい2日間の山旅だった。

栃木:那須岳で見た花
**************************


トップに戻る

栃木:備前楯山

2011-05-20 | 栃木の山
栃木:備前楯山

2011年5月19日(木) 

Sクラブ山行に参加する


《往路》
新宿7:00(貸切バス)
⇒銀山平展望台下10:10⇒舟石峠11:20

《復路》
舟石峠13:40(貸切バス)⇒銅親水公園14:05-14:30
⇒新宿17:50

《費用》
¥6000(バス往復)

《歩程》
銀山平・展望台往復10:19-10:57&
舟石峠11:30~備前楯山12:11~舟石峠13:21

行動時間 2時間29分  3.9キロ
地形図2.5万:足尾


チャ-タ-した貸切ワゴン車
富士山3776m


「舟石」峠地名いわれの石

 
山肌を彩る若緑


トウゴクミツバツツジは最盛期!





シロヤシオが満開


備前楯山頂上


備前楯山からは皇海山がチョコっと望まれる


備前楯山から望む男体山(最奥)


名残のアカヤシオ


カラマツが芽吹く


下山道から備前楯山を振り返る


銅親水公園
砂防ダム・銅版画・植林事業




***********************************************************

全山がトウゴクミツバツツジに彩られている。
艶やかな花を愛でつつ歩き、幸せ気分満喫・・

銅親水公園では足尾銅山鉱毒のお勉強もすこーしばかり・・
遅々として進まない植林の様子を見て、これは世紀を跨ぐ継続事業だと痛感する。


トップに戻る

栃木:三峰山

2011-02-19 | 栃木の山
栃木:三峰山

2011年2月17日(木) 

Sクラブの山行に参加する

≪往路≫
池袋7:00(貸切バス)
⇒星野8:40

≪復路≫
星野15:10(貸切バス)
⇒池袋17:30

≪日程≫
御嶽山神社~奥の院(往路を戻る)~御嶽山神社
ルートミスのため、三峰山は敗退


≪費用≫
¥6000(往復貸切バス)

≪歩程≫
御嶽山神社8:55~清滝~奥の院10:17~ルートミス10:40~(往路を戻る)
~奥の院分岐12:58~御嶽山神社14:50

行動時間 5時間55分
地形図2.5万:仙波


スタート


奥の院・三神像

奥の院から三峰山が見える。


2時間彷徨後、奥の院分岐へ戻る


杉林を下る


岸壁に祠が祭ってある














御嶽山は1200年前に、弘法大師が開山したという


水垢離する清滝


お堂


登山口に戻る


星野の豪農お屋敷


 分岐でルートミスする。テープにつられてズンズン進むが遂に進退きわまる。
稜線に這い上がり、もとに戻る。
アクシデントは重なるもので、1名が岩場で転倒し胸部を強打する。
幸い、自力で下山することができ、最悪の事態に至らず不幸中の幸いというべきか。

戻ってきた時に、道を間違えた分岐を見たら、木の枝で通せんぼしてある。
積雪で隠れていたので、先頭は気付かなかったのだ。
定石通り、稜線通しを選択して、ルート間違いをした。
悔やまれるのは、コンパスで方角の確認を怠ったこと。
雪道は要注意だ。


トップに戻る

栃木:袈裟丸山

2010-05-14 | 栃木の山
栃木:袈裟丸山

2010年5月10日(月)~11日(火)

Sハイキングクラブのバスツァーに参加する
《日程》
5月10日(月)夜行バス(車中泊)
5月11日(火)前袈裟丸山
《交通》
貸切バス
《費用》
¥7000
《歩程》
5月11日(火)  前袈裟丸山
折場登山口5:56~賽ノ河原7:05~小丸山8:03
~前袈裟丸山9:27~小丸山巻き道分岐・避難小屋10:41
~寝釈迦11:50~塔の沢コース登山口13:20
行動時間7時間24分  12.2㌔

地形図2.5万
袈裟丸山

==========

折場登山口 



賽ノ河原






小丸山


後方に鋸岳がウッスラ見える

袈裟丸山も姿を現す


標高1750m
このあたりからアカヤシオ植生なし


前袈裟丸山

昼食後、下山にかかる

小丸山巻き道分岐
避難小屋がある








アカヤシオの樹肌

シロヤシオの樹肌


寝釈迦

塔の沢コース登山口

 期待どおり、アカヤシオが見頃をむかえている。
折場登山口から小丸山までアカヤシオの群生が続く。

今は小丸山あたりが花盛り、アカヤシオ前線はじょじょに下る。
小雨が降り続くおかげで、他にハイカーがいない静かなる花見ができる。


トップに戻る

那須: 甲子山~流石山~三倉山

2009-09-13 | 栃木の山
  那須:甲子山~流石山~三倉山

2009年9月10日(木)~11日(金)
 
2年前から計画するも、なぜか適期を逸してしまう。
早春のお花畑はあきらめ、日足が短くなる前に、登ることにする。


《日程》
9月10日(木) 甲子山~坊主沼避難小屋(泊)
9月11日(金) 大峠~流石山~大倉山~三倉山~唐沢山

《往路》9月10日(木)
JR東京6:16(やまびこ)
⇒新白河7:42-8:14(東北本線)
⇒白河8:18(タクシー)
⇒甲子温泉9:00

《復路》9月11日(金)
バス停・音金上坪14:55(マイカー便乗)
⇒会津田島15:15-15:57(会津鉄道) 
⇒鬼怒川温泉17:12-17:13(東武)
⇒北千住19:02-19:09(東急半蔵門線)
⇒渋谷19:42

《費用》
行き;JR ¥6090
   タクシー ¥6200
帰り;私鉄 ¥4180

~~~~~~~~~~

《歩程》

 9月10日(木) 
甲子温泉9:07~甲子峠分岐11:00~甲子山11:31~新登山道分岐11:53
~水場12:01~坊主沼13:21~坊主沼避難小屋分岐13:26~坊主沼避難小屋
13:31(泊)

=行動時間4時間24分


~~~~~~~~~~

甲子温泉;登山道入り口


甲子峠分岐


甲子山


新登山道への案内板
地形図ルートから、はなれる。


水場
登山道沿いにある。



坊主沼


坊主沼避難小屋分岐
坊主沼横を通ってくるとV字形に戻る



坊主沼避難小屋(泊)


~~~~~~~~~~

 9月11日(金) 


坊主沼避難小屋04:50~須立山6:37~鏡ヶ沼東側分岐6:59~
~鏡ヶ沼西側入口8:06~大峠8:47~流石山9:57~大倉山10:58
~三倉山11:53~唐沢山12:47~音金上坪への新道分岐14:00~
バス停・音金上坪14:49

=行動時間9時間59分

~~~~~~~~~~

坊主沼避難小屋;移転・新築
備え付けの敷き布団・毛布をお借りし、シュラフにくるまる。
夜半、風がうなる。星は見えない。

今日は長丁場だ、ヘッドランプを灯して4時50分に出発する。
いきなり藪漕ぎを強いられる。

ご来光の瞬間、山が茜色に染まる。
紅葉かと見紛う。カメラが間に合わないほんの一瞬。

旭光に照り映える流石山連山


赤崩山を振り返る


須立山
急なザレ斜面と格闘し、やっとこさ到達する。
虎ロープが二重に渡してある。最初からロープに頼ればよいものを~~


鏡ヶ沼東側分岐
沼へはえぐれた道を急降下する。
ここでも又、もたつく。
 

鏡ヶ沼


鏡ヶ沼西側分岐
夫婦1組が熊鈴を鳴らして追い越していく。
三倉山までピストンするそうだ。


大峠


右から茶臼岳・朝日岳・三本槍岳;流石山から

三斗小屋温泉が中腹に見えている;流石山から



流石山
青年と交差する。先の夫婦と同じく大峠~三倉山間をピストンしている。

大白森山;流石山から



大倉山


三倉山
時計をみると、前半の遅れを取り戻している。予定のバスに間に合いそうだ。


二岐山を見る


唐沢山

蝶;唐沢山頂にて

音金集落を見下ろす;唐沢山から

男鹿岳が近い;唐沢山から


音金上坪への新道入り口
歩きにくいこと、この上なし。
殆ど歩かれていないようだ。

~~~~~~~~~~
一日目は空模様があやしくなり大白森山ピークハントを取りやめる。

甲子山から坊主沼避難小屋まで、まだか、まだかと思うほど距離が長い。
赤崩山分岐から先はルートが変更されている。
赤テープが誘導してくれ、踏み跡もしっかり付いている。

二日目は三倉山から麓の音金上坪登山口まで転げ落ちるような急降下が続く。
わが膝に持ち堪えてよ、と祈る。

バス停で待っていると、近所の方がマイカーに便乗させてくださる。
お陰で早い時間に帰宅でき感謝。
ミニトマト・ブルーベリーもこの方にいただく。
添付のレシピで作った「コンポート」
ヨーグルトに合いそう・・




トップに戻る 

栃木:行道山

2008-02-21 | 栃木の山
栃木:行道山

2008年2月19日(火)

《往路》JR渋谷6:53⇒赤羽7:15-7:26⇒久喜8:02-8:08(東武)⇒足利市駅9:00ー9:35(足利市営バス)⇒バス停・行道山10:10

《歩行》バス停・行道山10:17~浄因寺10:53~寝釈迦像11:10~行道山11:27~大岩毘沙門天12:32~【男坂~フィールドアスレチック⇒  274.4地点から250m手前】~3等三角点(274.4)13:30~両崖山14:17~織姫神社15:14~ばんな寺15:34~東武・足利市駅15:50=行動時間5時間33分

《帰路》東武・足利市駅15:56⇒久喜16:50⇒渋谷17:55

お遍路に出かける日が近づいてきた。
暖かな日和を待って、足慣らしハイキングする。

石尊山見晴台で男体山・白根山・赤城山など眼前に眺めながら、ゆったり昼食をとる。
毎週このコースを歩いておられるご夫婦に浅間山・袈裟丸山など教えてもらい、山談義に花を咲かせる。
ご夫婦はゴミ拾いしながら、下っていかれた。

大岩毘沙門天で、地図も見ないで進み、フィールドアスレチックへ出てしまう。
正に、観光案内所で注意された地点をルートミスしてしまった。
林道を両崖山に向かって歩いている時、通りかかった親切な車に拾ってもらい、山道に戻る。

織姫神社からは足利市街地が一望のもとである。
駅への道すがら、鎌倉時代建築という“ばんな寺”に立ち寄る。






【彫りの深いお顔の石仏】参道沿いにゴロゴロ野晒しになっている。パンフに33000体 とあるが、それはどうかな。

                   
【浄因寺ガラン】後方の茶室・清心亭は断崖上に建っている


【墓石群】


【かわいい寝釈迦】ストックと同じ長さ


【左から袈裟丸山・白根山】最後列にウッスラ見える。石尊山から


【左から男体山・女峰山】石尊山から
 
        
【赤城山】石尊山から 
 

【毘沙門天】


【織姫神社】


【ばんな寺・本堂】足利氏居宅跡に建つ


【ばんな寺・太鼓橋】


トップに戻る

栃木:那須【朝日岳~三本槍岳~茶臼岳~南月山~白笹山】

2007-11-03 | 栃木の山
2007年10月29日(月)~30日(火)

《往路》 10月29日(月)JR上野5:36 ⇒ 大宮6:12 ⇒  宇都宮7:37 ⇒  黒磯8:28ー8:45(東野バス) ⇒バス停・那須ロープウェー9:45 

《歩行》 10月29日(月)バス停・那須ロープウェー9:53~峰の茶屋避難小屋10:45 ~朝日岳11:25 ~ 三本槍岳12:48~大峠14:02 ~三斗小屋温泉・煙草屋15:37(泊)=行動時間5時間44分

《歩行》 10月30日(火)煙草屋5:57 ~峰の茶屋避難小屋7:16~茶臼岳7:50~牛ヶ首8:47~南月山9:34~白笹山10:11~沼原湿原11:50【湿原周回】~ 乙女の滝14:17 =行動時間8時間20分

《帰路》 10月30日(火) 乙女の滝14:17  ・・ ⇒ バス停・板室温泉14:25-14:30(東野バス) ⇒黒磯駅15:05 -15:15(JR) ⇒宇都宮16:11 ⇒ 大宮17:36 ⇒ 渋谷18:17



10月29日(月)
三斗小屋温泉はどんなかな。一度は泊まってみたいな。
天気がよさそうなので、前日に三斗小屋温泉の宿を予約する。その後、コースを慌てて決める。地形図で見ると、沢を三回渡るようだ。この夏の台風で沢が荒れたりしていないかな。

観光客で大賑わいのロープウェー乗り場を横目に登山道へ入る。
噴火の跡が歴然と残る朝日岳が聳える。

三本槍岳で、三斗小屋温泉を経由して日帰りできるか迷っている人がいる。
周りの人に尋ねて、あきらめたようだ。

煙草屋・露天風呂は眺めが抜群。ぬるめの方で長湯する。
夕食時、300名山の話で盛り上がる。節電のため、そろそろ部屋へお引取りをと催促される。ふすまで仕切られた隣室の団体が賑やかに騒ぐのも意に介さず、熟睡。

【朝日岳山容】 峰の茶屋跡への登路から見る


【流石山~三倉山稜線】 峰の茶屋跡から見る


【朝日岳頂上】ダウンを手に持ち、登ってくる人がいる。今日は暖かくて、ダウンはお荷物。


【茶臼岳山容】朝日岳から


【三本槍岳山容】


【流石山~三倉山稜線】熊見曽根から


【三本槍岳】


【鏡ヶ沼】須立山でスケッチを終え、戻ってくる人に会う。スケッチブックを見せてもらう。帰宅後、彩色するのが又楽しいようだ。


【ナナカマドの実】後方は旭岳


【流石山山容】大峠への下りから。高山植物が咲く夏に登ってみたい山。



【ダケカンバの大群落】白い幹が遠くからでも目立つ



【大峠】朽ちたお地蔵が何体か、祀ってある。大峠は戦跡らしい。


【三斗小屋温泉・煙草屋】


【煙草屋・露天風呂】眼前に流石山~三倉山を眺めながら、ゆったり浸かる。


10月30日(火)
早朝、月明かりのもと露天風呂で温まる。外気が冷え込んでいるので、熱い方で丁度良い。
朝食の‘おにぎり’を貰って、早発ちする。

三斗小屋温泉から峰の茶屋跡までの登山道は幅広く歩きやすい。
燃料用木材を、牛が引く荷車で硫黄鉱山まで運んだ道と看板にある。

‘延命水’水場でペットボトルに水を詰める。水場から少し歩くと、こじんまりした避難小屋がある。2人ほど、泊まっていた。

旧三斗小屋宿跡へ立ち寄った後、大峠を回って日帰りするという青年に会う。きのう夕食時、隣席だった人も懐かしいので三斗小屋宿跡まで行って来ると話していた。

茶臼岳頂上は独り占め、未だ誰も来ない。日光の山々がくっきり見える。

隣の南月山ほどネームバリューが無い(私が知らないだけかも)白笹山から沼原湿原へ急坂を降る。木の根で滑らないよう、注意する。
北温泉まで長丁場を歩きとおす人、日の出平を通り周回する人、白笹山をピストンする人など、5組に行き交う。

沼原湿原は紅葉狩り観光客で大賑わい。
ここから見上げる白笹山は三角のおにぎり形でスックと立ち上がっている。

沼原湿原から‘乙女の滝’間は旧会津中街道の昔道を下る。幅広く、踏み跡はしっかり付いている。いまでも好事家によく歩かれているようだ。ここまで紅葉前線が下りている。長い道のりだが、飽かず紅葉を楽しむ。乙女の滝まで歩道が続いていて足に優しい。

乙女の滝からは板室温泉へ車道を歩く。歩き始めてすぐ、マイカーに拾ってもらう。白笹山で出会ったご夫婦が覚えてくれていたのだ。ラッキー
しかも板室温泉では、すぐバスが来て、ダブルラッキー

【避難小屋】峰の茶屋跡の少し手前にある。ノックして室内を覘く。明るく、きれい。いつか、泊まろう。


【日光連山を遠望】


【茶臼岳頂上】


【冬芽】


【遠望】南月山から


【南月山頂上】後ろに茶臼岳


【沼原池】後ろに燧ヶ岳


【樹形が特異】多雪のためか、低木で根曲がりしている。


【白笹山頂上】


【沼原湿原を目指して降る】白笹山の下りは木の根が露出し、急坂でもある。


【沼原湿原遊歩道】


【沼原湿原から白笹山を見上げる】


【マユミ】


【歩きやすい旧会津中街道を行く】紅葉を堪能する。


【紅葉】




トップに戻る

栃木:奥日光【根名草山~金精山】

2007-10-19 | 栃木の山
2007年10月15日(月)~16日(火)

《往路》 10月15日(月) 渋谷6:40 ⇒ 北千住7:21 ⇒ 鬼怒川温泉9:31-10:15(日光市営バス) ⇒女夫渕11:50

《歩行》 10月15日(月) バス停・女夫渕12:06~【奥鬼怒自然研究路】日光沢温泉14:06(チェックイン)~【鬼怒沼方面散策】オロオソロシの滝展望台14:44~アスナロ説明板で折り返す15:07~日光沢温泉16:05(泊)=行動時間3時間59分

《歩行》 10月16日(火) 日光沢温泉5:44~手白沢分岐7:04~根名草山8:47~念仏平避難小屋9:47~温泉ヶ岳10:45~金精峠11:41~金精山12:33~国境平12:56~【中ツ曽根】登山口14:39~【川で靴・雨具の泥落し】バス停・湯元温泉15:09=行動時間9時間25分

《帰路》 10月16日(火) バス停・湯元温泉15:09【足湯&入浴】ー16:11(バス) ⇒ 東武日光17:27-18:10(東武) ⇒ 北千住20:42 ⇒ 渋谷21:30



10月15日(月)
自宅から登山口へ到着するまで6時間を要する。日光沢温泉へチェックインしたのが、14時である。
初日は鬼怒沼散策の予定だったが、日光沢温泉の小屋主人が「時間的に沼までは絶対無理です」と断言する。主人に心配かけるといけないので、15時にはバックすることにして、行けるところまで登る。
紅葉狩りに来ているハイカーが続々と下山してくる。
展望が得られるところまでさえも行けず、戻って温泉につかる。
部屋には温かい炬燵が用意され、夕食にでた虹鱒の塩焼き・クレソンの天麩羅は美味だった。 

【鬼怒川に沿って自然歩道をさかのぼる】


【鬼怒沼に向かう。根名草山方向に‘オロオソロシの滝’が見える】


【アスナロ説明板の所で時間切れ、鬼怒沼まで到達できず。宿へ折り返す】


【日光沢温泉へ戻る】


【日光沢温泉の露天風呂】19時~21時が女性専用になる


10月16日(火)
外があかるくなるのを待って出発する。主人が色々アドバイスして送り出してくれる。今年の6月に金精峠までコース整備をしたそうだ。
その時の赤テープが心強かった。

根名草山までのコースタイムが登山地図上で誤記されている。
1時間早く着き儲けた気分、温泉主人のアドバイス通り、ゆっくり歩こう。

念仏平避難小屋から金精峠間は、しばしば笹藪こぎを強いられる。
背丈がすっぽり隠れる密藪と格闘する。
温泉主人が歩いた6月は、笹が残雪の下だったのだろう。
猟師が道迷いをしないよう念仏を唱えながら歩いたというのは、笹原のあたりだろうか。

霧雨が一日中降り続く。その上、藪漕ぎをしたものだから、靴の中まで、濡れてくる。

金精山の岩場を緊張して登る。私にとっては、下りに採りたくないコースだ。

国境平で白根山への道を右に分けて、湯元温泉へ下る。
この間の登山道は悪路ワースト2だ。登山道が背丈ほど、掘れている。火山から噴出したような巨石がゴロゴロ。笹の根っこがツルツル滑る。‘百貫の大下り’に負けない急坂が続く。もう勘弁してと泣きべそをかきながら1時間ほども下る。

今日は、誰一人にも会わない山だった。

湯元温泉で、賑わっている足湯を見つけ、私は1も2もなく入る。足を温め、元気を取り戻す。
湯元温泉バス停で思いがけない再会が待っていた。この春、禅行者道ハイキングの帰途、車で駅まで乗っけてくれた方だ。その時の礼を述べ、ここいらのお勧め温泉、「湯元温泉寺」も教えてもらう。空いている「湯元温泉寺」温泉で温まり、人心地を取り戻す。

毛糸手袋を靴敷き代わりに敷いて・・我ながら‘名案’!帰途につく。

【霧に煙る紅葉】 6景







【ゴゼンタチバナの実】


【シラビソの原生林】


【根名草山】


【念仏平避難小屋】


【温泉ヶ岳】


【金精峠】


【金精山】


【オオカメノキの実】


【国境平】


トップに戻る

栃木:日光【女峰山~大真名子山】

2007-08-18 | 栃木の山
2007年8月13日(月)~14日(火)

《往路》 8月13日(月) 東武・北千住6:31 ⇒ 東武日光8:24ー8:29(東武バス) ⇒バス停・西参道8:45

《歩行》 8月13日(月) バス停・西参道8:51~行者堂9:26~水場12:01~白樺金剛12:48~黒岩14:37~唐沢小屋(泊)16:28=行動時間7時間37分

《歩行》 8月14日(火) 唐沢小屋5:57~女峰山6:47~帝釈山7:38~富士見峠8:32~小真名子山9:31~大真名子山11:20~志津乗越12:48~バス停・三本松15:14=行動時間9時間17分

《帰路》 8月14日(火) バス停・三本松15:29(東武バス) ⇒ 東武日光16:45ー16:51(東武・浅草行き) 



8月13日(月) 
歩き始めは樹林帯を行く。
日陰で中々具合が良い。
広大な笹原や、ガレ場では照りつけが厳しく、登る時期を誤ったかなと弱気になる。

岩稜帯では高山植物に目を奪われる。
急ぐ旅ではない、かがみこんで好きなだけ花を撮る。

唐沢小屋に着く。
冷たくて美味しい水がたっぷり出ている、と先客に教えてもらう。
タオルを洗う手がかじかむほど、冷たい。

ペルセウス流星群を見る絶好の機会だったのに、失念して熟睡 


【二荒山神社の塀に沿って登りはじめる】


【杉木立ちの中を行く】


【熱射の笹原が広がる】


【周りの山を見晴らす高度まで上がる】


【カラマツ林を通る】


【ダケカンバ林に変わる】


【ガレ場】 ガスが立ち込める


【笹原をガスがはいあがってくる】


【赤トンボ】 手に止まって一向に逃げない


【女峰山の山容】 今宵の宿・唐沢小屋が見える


8月14日(火) 
女峰山から雲海に浮かぶ山並みに暫し見とれる。

小真名子山へは急なガレ場が続く。
滑らないよう、小股で進む。

白根山が段々近くなる。
湯元温泉の上に顔を出している。

志津乗越から男体山を登ると長い林道歩きをしなくて良い。
膝が疲れているので、この案は却下。
カラマツ林、北に聳える太郎山など眺め、林道をチンタラ行く。
大きなリュックを担いで、単独行男性が三本松から登ってくる。
尊敬 



【唐沢小屋から出発】


【左から男体山・大真名子山】 女峰山への登路から


【富士山を遠望】 女峰山への登路から


【女峰山】 後ろに白根山


【雲海に浮かぶ山並】 女峰山から。那須・越後の山々かな


【左から男体山・大真名子山・小真名子山】 女峰山から


【真ん中、燧ヶ岳】 小真名子山から


【太郎山】 小真名子山から


【白根山】 小真名子山から


【小真名子山頂上】 後ろ、女峰山


【大真名子山頂上】


トップに戻る

栃木:日光【黒檜岳~社山】

2007-06-20 | 栃木の山
2007年6月19日(火) 

《往路》 JR品川04:34 ⇒ 西日暮里5:05 (東京メトロ) ⇒ 北千住 5:15 (東武) ⇒ 東武日光7:35-7:40(乗合いタクシー) ⇒ 赤沼 8:15-8:25(低公害バス) ⇒バス停・千手ヶ浜 8:55

《歩行》 バス停・  千手ヶ浜9:04~黒檜岳登山口9:23~黒檜岳11:07~社山13:22~阿世潟峠14:04~バス停・中禅寺温泉15:46=行動時間6時間42分

《帰路》 バス停・中禅寺温泉15:56 ⇒ 東武日光16:36-16:51(浅草行き)



1年前に歩いたコースを逆まわりする。
前回社山~黒檜岳は、ガスが立ち込め、5回道迷いを修正して、難しい山だなと肝に銘じた。
撤退も視野にいれ、テープを持参する。

黒檜岳から下り、笹原に出ると一転して展望が開ける。
左に中禅寺湖と男体山・太郎山・女峰山、後ろを振り向けば皇海山・武尊山。

鹿の鳴き声かなと思っていると、反対方向から地形図を胸にぶらさげた登山者が登ってきた。
『どうも人の気配がすると、合図をしたのだ』
笹原で迷う所はないか、訊く。
『社山の下りが藪っぽいが標しがあるから大丈夫』という返事。
中禅寺湖畔の宿を朝7時ごろ発ち、『眺めをたのしみながらゆっくり歩いている』

笹が短く刈りとられたように、感じる。
笹原に延びるコースが明瞭に見て取れる。
一度ケモノ道に踏み込み元に戻ったものの、リベンジできた。

社山頂上で、ピストンの青年に『ここから先、登山地図では破線コースだが難しいですか』
と尋ねられる。
『ガスでも出たら別だけど、道は見えてるよ』と自慢げに 

【クリンソウ群生】 千手ヶ浜で。喧騒を横目に、先を急ぐ。


【シャクナゲ】 花期は終わっている。


【黒檜岳】


【武尊山】


【笹原を振り返る】


【中禅寺湖の向こうに、左から山王帽子山・太郎山・男体山】


【シロヤシオ】


【白根山】


【シロヤシオが咲く草原】 後ろに男体山


【社山】 後ろに男体山


【ダケカンバの新緑が目に飛び込む】


【中禅寺湖と八丁出島】 手前に社山、奥は半月山


【サラサドウダン】


【シロヤシオ】


【クリンソウ】


【クリンソウ】


トップに戻る