登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

四国遍路ひとり歩き:第5回 41番龍光寺~51番石手寺:その3

2008-06-05 | 四国遍路ひとり歩き
第5回 41番龍光寺~51番石手寺:その3

5月22日(木)

大福旅館03:20~大平・三島神社5:12~本成・三嶋神社6:32~ヒワダ峠8:35~44番大宝寺9:43~45番岩屋寺13:21~桃李庵17:45(泊)=行動時間 14時間25分

昨日の歩きぶりから推し量って、今日の大一番を成功させるために、ヘッドランプを点けて早朝スタートする。
旅館を出る前に、腹ごしらえも済ます。



暗い月夜だが、広い380号線を行くので道を間違う心配はない。
大平・三島神社から遍路道に入る頃には夜が明ける。



すぐに畑峠分岐がある。
地図で確認し、当初予定していた農祖峠越えを取りやめる。
畑峠⇒ひわだ峠を経由して久万高原に出ることにする。

涼しい山道で快適に歩ける。
畑峠まで登った高度を人里にある本成・三嶋神社まで下げる。
坂道をくだりに下る。



三嶋神社から再び登りに転じ、下坂場峠⇒ヒワダ峠と高度を上げる。
こんな所に別荘分譲地がある。

ヒワダ峠で楽しいおやつタイム。
昨日、道の駅で買っておいた大福餅がガチガチ固くてがっかり。



44番大宝寺は団体お遍路さんで賑わっている。
峠越えして住吉神社へ下る。

八丁坂入り口までだらだら長い。
朝の元気が何処かへいってしまい、そろそろお疲れ。
八丁坂を登ったあとも、アップダウンを繰り返す。
最後は30童子岩場を下る。
帰りはこのコースは止めよう、疲れる。



45番岩屋寺から宿・桃李庵へ現在地を電話する。
ここからあと16キロあるって・・トホホ。
『いつでも迎えに行くから、遠慮なく電話してください』と言ってくれる。

バスで来た団体遍路さん達には、岩屋寺本堂までの坂道は修行のようにきつかろう。

帰路は川沿いに古岩屋荘を通る。
こちらの方が楽々だ。
下りは小走りする。
たっぷり汗をかいたので、足が攣らないように塩を舐める。

途中、農協売店でミニトマトを買ったとき、それまで愛用していた竹杖を売店に置き忘れてしまう。
取りに引き返す往復7分がおっくうで、元気もない。



枝打ちした杉を拾って、かわりの杖にする。
国道33号出合の饅頭店で、またまたその杖を置き忘れてくる。
あとは国道歩きだから杖は要らないかと、そのまま桃李庵へ向かう。

今日は峠越えを数え切れないほど繰り返したので、足も腰も疲れきって限界だ。
向こう側へ渡ってバス時刻を見ようと思ったとたん、あぁ無情、バスが通り過ぎていく。
やっぱり杖が欲しい。
お大師さまのお助けか、ホームセンターがある。
中国製1本90円の竹を求め、借りたカッターで短くする。
これで、宿まで頑張れる。

真北方向に小高い山並があり、その一番低い所が三坂峠かなと見当をつける。
あながち、外れてもいなかったようで、待望の目印・黄色いリサイクルショップが見えた。
桃李庵にやっと着いた、ばんざい!

同宿は通しの歩き遍路さんお二人。
桃李庵の主が作ってくれたもてなし料理の品々、メーンディッシュはボリューム
たっぷりのヒレカツ、山盛りの千切りキャベツも全部いただく。
山菜7種の天麩羅、ユキノシタ・茶の葉・蕗・ウド。
手作り刺身こんにゃく、具沢山の味噌汁、もともとお椀が大振りなのに、2杯目をお替りする。
里芋の煮っ転がし、あと忘れたが、おかずでお腹一杯になる。

味噌汁をお替りしたからか、喉が異常に渇く。
夕食後、部屋でコーヒーを2杯も飲む。
ここは水が美味しいに違いない。いつものコーヒーが一味違う。


【三嶋神社】本成にある


【ひわだ峠遍路道入り口】臼杵


【下坂場峠】内子と久万高原の町境界


【アジサイ】


【ヒワダ峠】


【?】


【44番大宝寺】


【44番大宝寺】


【44番大宝寺】


【30童子】45番岩屋寺


【45番岩屋寺】


【45番岩屋寺】


【45番岩屋寺】


【45番岩屋寺山門】岩屋寺には裏参道から入った。これは表参道の山門


【桃李庵】宿に到着


その4
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