ついに待望のKATO165系増結セットが入線してきました。鉄道模型を再開して数年経ちますが、再開直後に165系の基本セットを購入して以来、この増結セットの再販を待ち焦がれておりました。当時は、カタログに掲載されているにもかかわらず、なぜどこにも在庫がないのか不思議で理解できず、各地のお店を探し回りました。今となっては懐かしい思い出です。
さて、前製品の基本セットでは緑色の紙箱の中に各車がプラスチックケースに納められていましたが、今回から吊り下げ式のパッケージとなり、車両は発泡スチロールのトレイに納められています。
パッケージの外観 箱の中の様子
車両を収納するトレイ
吊り下げ式の「耳」も箱の中に納められており、引っ張り出すと編成表が記されておりました。
箱裏にも同様の編成表が記載されています。後述する件と併せて、もう少し工夫があっても良かったのではないかと思われます。
吊り下げ用の「耳」の様子
セットの中には取扱説明書とヘッドマークシールおよびヘッドマーク台座が付いていました。取扱説明書は、以前よりも小型化され、しかも二つ折りの状態で、基本・増結用共通です。
一方、ヘッドマーク関連ですが、前製品にもヘッドマークシールは添付されていましたが、台座は付いておりませんでしたので重宝しそうです。ただし、アルプス等の小さいヘッドマーク用の台座は付いておりません。車体への取り付けは両面テープです。
取扱説明書 ヘッドマーク関係
さて、購入する際、店頭でお店の人から「今回からKATOカプラー密連形になった」との説明を受けました。てっきり前製品と同じアーノルドカプラーだと思っていたので、ちょっと動揺してしまいました。折角購入しても、このままでは前製品・アーノルドカプラーと連結させることができません。仕方ないので、別にKATOカプラー密連形も購入し、前製品のカプラーを交換することにしました。
前製品(左)と増結セット(右)とのカプラーの差異
別に購入したKATOカプラー密連形
しかし、なぜか先頭車のカプラーはアーノルドカプラーのままです。取扱説明書には増結セットのクハ・クモハの運転台側に密連形カプラーの車両を連結させる場合は、カプラーを別売のKATOカプラー密連形に交換してくださいと記載されていますが、外箱には明記されていません。外箱に例示された編成を組むには、カプラー交換が必要になると思われるのですが、購入時には、取扱説明書を見ることができないことを考えると、外箱にも一言説明があっても良かった気がします。
増結セットのアーノルドカプラー
ところで、増結セットの先頭車側カプラーですが、どうも「変」です。ちょっと動かしてみましたが、「変」な理由がわかりました。カプラーと台車とスカートが一体構造なので、スカートが一緒に回ってしまうのです。再生産品とはいえ、ちょっとこれは・・・衝撃でした。
スカートが車体から・・・
ちなみに前製品の先頭車ダミーカプラーの様子です。かなり引き締まった感じで好きなのですが、ダミーカプラーのため当然連結させることができません。
前製品クハ165系のダミーカプラー
この印象が強すぎたのでしょうか。増結セットのクハは編成内に組み込まれてしまうので、スカートが動いても実際には問題ないのでしょう。
サハシ165も再生産されましたが、今回は購入しませんでした。これからもサハシは153で運用します。ですので、きっとスカートの件も気にならなくなると思われます。
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