実はTOMIXキハ181「はまかぜ」が再生産されたとき、事情を説明すると長くなるのですが、要は床下ユニットを入手するため、密かにキハ180T車を2両購入しておりました。永らく休車状態の「はまかぜ」T車でしたが、先日のAssy「はまかぜ」入線により、活躍させることにします。
TOMIXキハ180「はかまぜ」T車
KATOと連結させるために、TOMIXの床下へ24カプラー(関連記事参照)を取り付ける加工を施します。旧製品のキハ180と比較すると、「はまかぜ」には24カプラーを取り付ける箇所に床下強度補強のためか凸部が追加されています。これを削り取る方法もありますが、旧製品の床下とそっくり入れ替えることにしました。
「はまかぜ」(左)と旧製品(右)における床下の差異
また、室内シートも旧製品と「はまかぜ」とでは色合いが異なっていますので、旧製品の床下と交換する際に「はまかぜ」用シートも旧製品の床下に移植させました。
ところで、旧製品と「はまかぜ」では「おもり」の材質も異なっていました。旧製品は既にくすんでいて、所々に錆が出始めていますが、「はまかぜ」の「おもり」は妙に金属らしくテカテカしており、この様子なら経年により錆びることはないように思われます。
「はまかぜ」(下)と旧製品(上)における室内および「おもり」の差異
「はまかぜ」の「おもり」 旧製品の「おもり」
さて、以前に紹介した方法でキハ180に24カプラーを取り付けるため、ピンバイスを用いて「溝」を作ります。30分もあれば加工できるかと思われます。「溝」に24カプラーのツメを引っかけて取り付け、KATOキハ181と連結させます。
加工前の床下
加工後の床下 24カプラーを実装させた様子
KATO(左)とTOMIX(右)とを連結させた様子
また、もう一両のT車は、国鉄色キハ180M車の床下と交換し、「はまかぜ」用の動力車を用意しました。
「はまかぜ」T車(左図)からM車へ交換した様子(右図)
さらに手持ちのTOMIX国鉄色キハ181を連結させれば、「はまかぜ」混色編成の完成です。国鉄色には無線アンテナが取り付けられていませんが、無線アンテナパーツは持っていますので、いつでも加工することができます(たぶんしない)。
「はまかぜ」混色編成 TOMIXキハ181セットに付属のアンテナ
残すはTOMIX車側の「はまかぜ」ヘッドマークですが、あいにく手持ちがありません。まあ、これは徐々に入手することにしましょう。
実車とは異なるところが多数かもしれませんが、これで一気に手持ちのキハ181を最大限活用することができるようになりました。細かいことは気にしないで、たまにはこんな「はまかぜ」混色編成で楽しもうと思っております。
なお、この混色編成で早速レイアウトを走らせてみましたが、カプラーの不具合や走行不良などの問題は特に見当たりませんでした。
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