年間最多の流星出現数を誇る「ふたご座流星群」が今週見頃を迎えました。
今年の極大は15日明け方と予想されてましたが、残念ながら関東平野部は曇りの予報が出ていたことを受け、
個人的にはピーク前夜にあたる13日宵~14日未明に自宅ベランダにて動画撮影を敢行。
薄明終了後から深夜01時台後半に曇られるまでの約6時間で100個超の流星を捉えられました。
その中で明るいものをまとめたダイジェスト版動画がコレです。
使用機材は先月末に新調した中華製CMOSカメラ(ASI585MC)および広角CCTVレンズで、
カメラメーカーが提供する自動流星検出&動画キャプチャーソフトウェア(ASImeteorCap)を使用。
三脚に載せた撮影機材をベランダに設置し、カメラとノートPCをUSBケーブル(延長コードも使用)で繋いで、
部屋でぬくぬくと流星を電視観望するという、お気楽極楽スタイルで観測したのでした。
で、捉えた流星のほとんどがふたご座群に帰属される流星でした。
そのうちのいくつかの動画をピックアップして、フレームの比較明合成を各々行い、
静止画化した流星画像を以下に貼っておきます。
1つ物凄く長い経路の流星があって、それを静止画化したイメージがこちら。
これは経路からするとふたご座群の流星ではなかったようですが、当夜のベストショットになった感じです。
なお、極大夜となった14日宵~15日未明は、ウチの上空は予報通り厚い雲に阻まれてしまいましたが、
北海道東部や沖縄方面では好天に恵まれ、それらの場所からのYouTubeライブ配信チャンネルは盛り上がってました。
でもやっぱり圧巻だったのはハワイ・マウナケア山のライブ配信映像で、現地時間の未明にあたる時間帯には
流星を100個数えるのに20分もかからない状況でした。今年は月明かりもなく、当たり年だったような気がします。
ちなみに、天候に左右されない電波観測では最大で190個/時程度の活動が捉えられてました。
視線の先の星が無かった所が一瞬光って消えました。
このような現象は流星が自分の観ている方向に飛んだからだと聞きました。
余談ですが、小学校五年の冬ふと見上げた西の夜空から東へ向かってとても大きな火球を見ました。
頭から火花を散らし、とても長〜い尾を引いてそれはそれは信じられない光景でした。
8秒から10秒程の出来事でした✨
ほとんど点像に見える流星は「停止流星」と呼ばれるそうですが、
個人的には2009年のオリオン座流星群でそのような流星を写真に捉えたことがあります。
流星は大気圏内で燃え尽きますが、隕石だったら自分に向かって落ちてくることになるので怖いですね😵
火球は最近もたまに見掛けたりしますけど、個人的には1998年のしし座流星群の極大夜に多数の人に目撃された
大火球が一番印象に残っています。