ほうき星好きの天文ファンの間で話題になっているポンス・ブルックス彗星を約2か月ぶりに撮影。
【ポンス・ブルックス彗星(12P)12/07】
キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO1600,STARRY NIGHTフィルター,1.6倍クロップ,
総露出時間16分(2分×8コマ,加算メトカーフコンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,静岡県富士宮市にて
物凄く明るく写っている星はこと座の1等星ベガで、彗星はそのすぐ傍にやって来てました。
この彗星は7月と10月にアウトバーストによる急増光がありましたが、それ以降も何度かバーストを起こしたらしく、
直近では今月1日にも急増光が確認された模様。なお、信頼スジによると現在の光度は約9等と見積もられています。
上の写真では頭部コマの淡い広がりの周辺部が微かながら彗星特有の青緑色に染まっているのが認められ、
左上方向に少し伸びたような拡散状のイメージ見えます。トリミングしてみると・・・
彗星の中心部が恒星と重なりかけていて分かり難いですが、左上方へ尾が伸びているのが辛うじて確認できます。
今後はバーストが発生しなくても増光は続く見込みで、年末年始には約8等まで明るくなると予想されており、
月明かりの妨害があっても小型双眼鏡で存在確認できるようになるかもしれません。
但し、夕方の北西の空で薄明終了時の高度が日毎に下がっていくので、観測条件は悪化していくとみられます。
約70年前の回帰時にもバーストを繰り返したらしいので、ほうき星好きは目が離せない状況が続くことでしょう。
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