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【注目の天文現象】
1/4未明~明け方 しぶんぎ座流星群が極大

五島プラネタリウム リーフレット No.257(1978年8月)

2024-01-24 13:51:08 | タイムマシンにお願い

シリーズで紹介している五島プラネタリウムのリーフレットの第13弾は1978年8月配布のものです。

この月の話題は「宵の明星」。つまりは金星のことで、表紙(1ページ目)にはその三日月状になった姿の写真が掲載。

2ページ目の解説では、当時のソ連と米国による金星探査の歴史についての記述がメインで、
この年にNASAが打ち上げた金星探査機「ヴィーナス1号&2号」(文面ではA,Bと記載)のスケジュールに触れています。
ちなみに、同年12月にヴィーナス1号(オービター)が金星周回軌道に投入され、レーダー高度計による観測データから
金星表面の広域地形図が初めて作成されました。ヴィーナス2号(マルチプローブ)は4つの観測機を分離・放出し、
本体(バス)も含めて全てが大気圏に突入するとともに温度・気圧・大気組成・雲の粒子サイズなどを観測しました。
4つの観測機は最終的に金星表面の別々の地点に到達(ほぼ衝突)し、壊れるまでデータを取り続けたようです。

3ページ目の「観望メモ」にはその金星が月末に東方最大離角を迎え、夕空高くに位置して観測好期になると説明。
近くには火星も見えていたようです。月が上弦の頃に極大を迎えることになったペルセウス座流星群についての記述は
少し控えめな感じでした。「8月の星座」には夏の代表的なアステリズムである「夏の大三角」の記述があり、
南の空に見えるさそり座と1等星アンタレスや、その北を辿って見つけられるへびつかい座やヘルクレス座についても
紹介していました。



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