今月中旬の新月期、東伊豆まで☆撮り遠征した際にこんな天体を撮りました。
【魔女の横顔星雲 IC2118】
キヤノンEOS Ra+タカハシFSQ-85EDP+レデューサーCR0.73×,F3.8,ISO1600,StarScapeフィルター,
総露出時間100分(5分×20コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり,静岡県東伊豆町某所にて
エリダヌス座にある淡い反射星雲で、ニックネームは欧米での呼称 "Witch Head Nebula" に由来しています。
この星雲を輝かせているのはオリオン座の1等星リゲルで、そのすぐ傍にあります。位置確認用星図は次のとおり。
AstroArts社ステラナビゲータにて作成
しかしまぁ、どうしたら魔女に見立てられるのか不思議な感じですが、画像を180度回転すると・・・
星雲の青白くて濃い部分が魔女の右顔っぽく見えなくもないです。名付けた人はオリオン座が逆さまに見える
南半球の人だったりするのかもしれません。個人的には花王のマークを連想してしまいます(向きが左右逆ですが・・・)
なお、非常に淡い星雲であるため大きめの望遠鏡を使っても眼視で魔女の顔をはっきり確認するのは難しいでしょう。
どうの様な機材で撮れるのでしょうか?
爺ちゃんにも見えれば感動ものです。
見てみたいぞ~(笑)
ありがとうございました。
この星雲は存在だけでしたらデジイチ+明るい標準レンズで辛うじて捉えられる可能性はありますけど、
一般的には数十秒~分単位の露出が必要で、星を追尾できるモーター付き赤道儀が必須アイテムになると思われます。
それよりも何よりも一番重要なのは撮影場所の夜空が十分に暗いことかもしれません。
市街光の影響が少ない場所で月明かりに邪魔されない新月前後に撮るというのが鉄則と基本的に考えてます。
となると暗闇に対する恐怖心を克服できる精神力(?)も要りますかねぇ。山中とかですと野生動物にも要注意ですし・・・
それと、撮った後の画像ファイルをフォトレタッチソフトでうまく処理する作業も必要で、
その辺も結構キモだったりします。当記事に貼ってるのも撮って出し画像ではないんですよねー。
それでもアンドロメダ大銀河,すばる,オリオン大星雲等の比較的明るめの天体でしたら数秒程度の露出でも案外キレイに
撮れると思われ、普通の三脚だけでイケそうな気がしますので、興味がありましたらチャレンジされてはいかがでしょうか。