今月13日に太陽最接近を迎えるアトラス彗星(C/2024 G3)が予想外に明るくなって
いるという噂をキャッチし、金曜日の明け方に撮影を敢行。
【アトラス彗星(C/2024 G3)01/10】
キヤノンEOS Ra+EF70-300mm F4-5.6ISⅡUSM(@300mm),F5.6,ISO800,
総露出時間2秒(1/8秒×16コマ,彗星頭部コマ基準加算コンポジット),
固定撮影(三脚使用),トリミング(1.6倍クロップ相当),神奈川県小田原市にて
ほぼ中央で千切れ雲の上に写っているのがターゲットの彗星です。右上方向に尾を
伸ばしているのが辛うじて確認できます。さらに等倍トリミングしたのがこちら。
撮影したのは日の出まで約40分という時間帯で、既にかなり白んだ東天の超低空
(高度は約1.3度)に位置しており、薄雲の影響もあって軟調な写りになってしまい
ましたが、尾を伸ばした彗星らしい姿を写しとめることに成功しました。実は8日
の明け方に東伊豆にて口径5cmの双眼鏡を使って眼視で存在確認していましたが、
これを撮影した際は同じ双眼鏡では見つけられませんでした。太陽に近づいたこと
で背景の空が明るい状態でしか観測できなくなったためと思われます。なお、彗星
の光度は信頼スジによると8日の時点で0.2等だったようです。
ちなみにこの彗星は昨年の4月上旬に発見された新天体で、その後の観測から水星
より太陽に接近する軌道を持つことが判明しましたが、実体があまり大きくないと
推定され、太陽へ近づいていく途中で消滅する可能性が高いと予想されました。
来週初めに近日点通過(太陽最接近)を迎えますが、見掛け上も太陽に近づくため、
一時的に観測困難になってしまい、生き残ったかどうかは再観測が可能になる今月
16~17日頃にならないと分からないかもしれません。ただ、白昼に撮影できたとの
話もあるので、近日点通過日とその翌日に生存が確認されることもあり得ます。
なお、近日点通過後は夕方の西空に回りますが、消滅を免れたとしても残念ながら
本州からは観測困難となり、国内では先島諸島辺りで観望/撮影ができるかどうか
という状況になる見込みです。そのため、個人的にはこの日の撮影が最初で最後と
いうことになるでしょう。
流石!
当方考え方が甘かったようで撃沈でした(^^;
ブログの本文からもいろいろ勉強させていただき、今回の内容反省中です(^^;
低空に雲があったので、撮れるかどうか微妙な感じで、
しかも双眼鏡で存在確認できず、写野内に入っていることすら
分からない状況だったんですけど、幸運にも撮影できてました👌
この日の彗星の明るさはマイナス2等台の報告が上がってます☄️
ISO800 F5.6 1/8秒露出で写ってしまうんですから、明るいのは確かですけど、
太陽離角が10度程度しかなく、肉眼観測は不可能でしたから、
大彗星っていう感じではなかったです😩
間違い探し?!というレベルに朝焼け
空に混じる白点という彗星画像を目に
したので、端から諦めておりました。
やはり、装備がシッカリしていて
「写しに行くw」意思があれば
捉えられるのですね。
ま、後は晴れている事が大前提じゃ
ありますが。
仰るとおり、南半球でないと観測は困難であろうと言われてましたが、
年明け早々に急増光したとの情報が入って、撮影チャンスを窺ってました。
8日の明け方に撮影しようと出撃したものの、あまりにも強い風が吹いていて
用意していた望遠鏡ベースの機材をセットアップできず、撮影を断念。
その日は双眼鏡観望のみとなりましたが、10日は軽い機材で挑戦して
何とか撮ることができました。まぁ酷い画像ですが、記録は残せたので、
ヨシとしておきます。