自転車関連の話ではありません。
はくちょう座の胸に輝くγ(ガンマ)星は「サドル」という固有名を持っています。
その付近に広がる赤い星雲を撮影したのがこちら。
【散光星雲 IC1318】
キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO1600,ASTRO LPR Type2フィルター使用,
総露出時間40分(5分×8コマ加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,若干トリミングあり
先日の八ヶ岳山麓遠征で撮りました。
ほぼ中央に写っている輝星がサドルで、赤い星雲に囲まれているのが分かります。
特に明るく目立っているのがサドルの左にある「バタフライ星雲」で、残念ながら肉眼では見えませんが、
口径30cm以上の大きめの望遠鏡を使えば眼視で微かに見えることもあるようです。
ちなみに、撮影エリアを天文シミュレーションソフトで図示すると、こんな天域なのでした。
AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション
個人的に最も好きな星座は何かというと、はくちょう座なんです。
理由は星座の形が整っていることと、フォトジェニックな天体がたくさんあるからです。
マニアックな写真をご覧いただき恐縮です。
広大な時空に思いを馳せ、少しでも癒しになれば幸いです。
望遠鏡を覗いて、こんなイメージが実際に見えたら、メッチャ楽しいでしょうけど、
写真でしか分からないのが残念でなりません。