新月となった5日の夜、☆撮り日和になりそうだったんで山梨県某所まで遠征。
雲が多めの不安定な空模様に振り回された一晩となり、成果はイマイチでしたけど、
来月に肉眼等級に達すると期待されているレナード彗星を夜明け前に撮影できました。
【レナード彗星(C/2021 A1)11/6】
キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO3200,ASTRO LPR Type2フィルター使用,
総露出時間15分(1分×15コマ, 加算メトカーフコンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり
個人的にこの彗星は初撮影でした。頭部の青緑色のコマが美しく、右上に短いダストの尾も確認できます。
太陽からの距離は既に火星よりも近くなっていて、光度は9等台と概ね順調に明るくなっているようです。
まだモーションは小さめでですが、今後は地球にどんどん近づいてきて今月末から来月中旬にかけては
春の星座~夏の星座を西から東へ駆け抜けていき、韋駄天彗星とでも呼ぶべき状況になります。
先月中旬に出された光度予測によると、来月前半には予想通り4等台まで明るくなるとみられていますが、
それ以上になる可能性も秘めているらしく、運が良ければ2等台に達することもあり得るようです。
尾の長さは光度予測よりさらに難しいですが、10度以上になってくれたら嬉しいなぁ。
それよりも何よりも、崩壊や消滅に向かったりしないことを今は祈りたいです。
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