1月4日未明から明け方にかけて「しぶんぎ座流星群」が見頃を迎えました。
今年は月明かりの影響が皆無の好条件で、極大(活動ピーク)は日本時間4日の朝6時になるとのことで、
夜明けが近づくに連れて流星数が増えていくものと予想されていました。
で、個人的に年末年始休みの最終日だったこともあって、静岡県某所まで撮りに出掛けたのでした。
撮影地の天気は快晴でしたが強風が吹き荒れていて、軽い機材だと飛ばされかねない状況だったんで、
中型赤道儀+フルサイズミラーレスデジカメ+20mm超広角レンズのシングルカメラ体制で迎撃。
深夜1時から5時半近くまで撮り続けた動画から流星を捉えたフレームだけ抽出・編集したのがこちら。
構図は、前半が北斗七星~しし座付近、後半が北斗七星~うしかい座付近となってます。
全部で40個以上の流星を捉えましたが、PCフル画面で見ないと確認し難いかも?
しぶんぎ座流星群に帰属されない散在流星も結構写ってたりします。
夜空が暗い場所で撮ったため、背景が黒くなり過ぎたのが悔やまれます。
動画だからこんなもんかなぁ。 カメラがあと4倍くらい高感度だとイイんですけどねぇ。
で、構図が異なる前半と後半で分けて動画のフレームを比較明合成したのがコレです。
こちらはしぶんぎ群の明るめの流星だけを厳選したんで、輻射点が分かるイメージになりました。
フレームレートを落としたせいか、合成すると流星が破線状になってしまったようです。
さて、本流星群の活動レベルですが、予想に反して明け方に向かって出現数が伸びていくような
雰囲気は感じられませんでした。公開されている電波観測の結果を見ると、予想極大の時間帯に
何故か活動の落ち込みがあったようで、どうやら期待外れだったみたいです。
しぶんぎ座流星群は気まぐれなヤツだなぁーって印象が強まりました。
しぶんぎ座流星群はこれまでの経験上、当たり外れの差が大きい感じがします。
昨年は予想極大の時間帯に例年よりハイレベルな活動を示したようですが、
今年は真逆の振舞いになったみたいです。
動画だと撮影自体はほったらかしにできるので楽ですが、後の映像チェックが大変で、
編集にも手間暇がかかってしまいました。高感度カメラ+自動保存ツールが欲しくなりますねぇ。
出来なかったらしいのですが、記事に
ある通り、今回の流星群は観望の好機
にあたる時間帯で極端に活動が低下
したデータがあるそうで。3大流星群
から外しても良いのでは?という意見
すら出ている始末。残念。
動画はフレームレートが決まっている
事もあり、画像処理するか超高感度
撮影可能な特殊機材でないと直には
撮れそうもないですね。