みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

画廊のクリスマス

2007年12月20日 23時20分22秒 | 気ままにお出かけ
italiamura000.jpg: イタリア村の夜景。画廊の店先
D70s with Tokina AT-X 107 DX Fisheye (10-17mm F3.5-4.5, Serial # 7812862), Aperture priority AE (F=3.5, SS=1/15s), 0.0EV (Matrix metering), ISO400, WB=Auto (-2), f=10mm (35mm-equivalent: 15mm)

イタリア村にある画廊の店先。総ガラスのドアのわきに、ベルがふたつ。

魚眼レンズで撮影したために像が強烈にゆがみ、ドアが丸く写っていますが、嫌味なゆがみではありません (少なくとも私の目には嫌味に感じません)。現代的な店構えのせいでしょうか。

画廊という言葉には古めかしい響きがありますが、このお店はシルクスクリーン版画を中心とする現代アートを置いています。やたらと新語を使うのは嫌なので、あえて画廊と呼んでみました。

私が一番好きな現代画家は笹倉鉄平。とは言っても、この私が絵なんか持っているはずもなく、画廊で見ただけですが。

笹倉鉄平の絵には不思議な魔力があります。光が当たると、まるで絵の中にもともと満ちていた光があふれ出すかのように輝き始めるのです。

ただし、絵に強い光を当て続けると色があせてしまうので、絵を楽しむか保存するかの二者択一を迫られます。

私の場合は退色の心配も無用です。そもそも購入できませんから。躍動感あふれる光を楽しめるほどの大判の絵はハンパなく高いですし、飾る場所もありません。どれくらい高いかというと、私の大好きな「オンフルール」で200万円くらいです。極美品だともっと高いかも知れません。

笹倉鉄平の「オンフルール」は、フランスの港町オンフルールを描いた絵です。

日が沈み、紫色の夜に包まれた港町。人々でにぎわう岸にはボートが係留され、鏡のように静かな水面に身をゆだねて眠っています。家々にともるオレンジ色の明かりに浮かぶのは人影でしょうか。

笹倉鉄平の版画は、以前、大和銀行の通帳とキャッシュカードに使われていました。当時の銀行は、預金者を獲得しようと通帳やカードにもずいぶんお金をかけていたようです。

大和銀行、懐かしいなぁ。利用していたのは7~8年前でしょうか。常にほとんど残高なしの状態でしたが。ちなみに、私がお年玉を預けていたのは駅前の信用金庫でした。



光あふれる」 ← イタリア村の前の記事はこちら。
イタリア村の次の記事はこちら → 「看板犬


イタリア村関連の目次はこちら