少しずつ少しずつ

趣味で写真を撮り歩いています。写真を撮ってきた後は、写真を整理しながらブログに掲載していきます。この整理方法はいつの間にか定着しました。このようにすると、ブログの執筆と写真の整理を並行して進められて便利です。

ただし、ブログに載せるタイミングを逸してしまった写真が未整理のまま残ってしまうことがあります。

そんな写真がいつの間にか数百枚に。

うわわっ！

私はのんびり屋さんです。やらなければいけないことが あれもこれも積み上がっていると、それだけでうんざりして、何も手につかなくなってしまいます。

未整理の写真が何百枚も積み上がっていると、整理しなければいけないと思いつつも、整理のことを考えただけでうんざりしてしまいます。

でも、片付けなきゃ。

一度に片付けようとするから嫌になるんです。1日1枚整理するだけでも よしとしましょう。

何もしないで1日を終えるより、1枚でも整理して1日を終えるようにすれば、必ずいつの日か全部片付きます。

そういう心構えで整理を始め、ぽつりぽつりと整理していきました。必ずしも毎日整理したわけではなく、まったく手をつけなかった日もあります。心がけたことは、手をつけなかった日でも自分を責めないこと。1枚でも整理できたら「よしよし」と自分を褒めてあげること。

少しずつ、少しずつ地道に整理を進めて、ついに写真の整理が完了しました。

えらいなぁ。(と自分を褒めてあげる。)

こういう考え方ができるまでに成長した私もえらい。私の親は、何かにつけて否定することしか言わない親でした。子供の理解と納得に基づいて物事を進めるのではなく、自分のやり方を押し付け、そのやり方で子供が動かないと「ダメなやつ」と人格を否定しました。子供が自主的に何かをしても成果は認めず、「もっと早くやればよかった」、「普段からやるとよい」などと否定してばかりでした。物事が終わった後も、何かにつけて過去のことをネチネチと持ち出すのか常でした。

今回の写真の整理を通じて自分を認めてあげたことで、過去に受けた心の傷を乗り越え、子供の頃に植えつけられた自己否定の呪縛を解き放つ一歩をようやく踏み出したことになります。

ここまでの道は長かったなぁ。部分的・一時的にせよ、ようやく自分を「よしよし」と認めることができました。あらゆることについて常に自分を肯定できるようになるには、あと何年かかることやら。