みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

去年のアルバム (9月) 後編

2007年09月26日 22時31分49秒 | 日常のあれこれ
rain_000.jpg: 雨の京都駅の往来
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/50s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

めったに人を撮らないのも相変わらず。撮るとしてもシルエットや後ろ姿といった程度。

statn010.jpg: 京都駅の30番線ホーム
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.0, SS=1/2000s), 0.0EV (Matrix metering), ISO800, WB=Cloudy (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

とっさに撮った1枚。ISO感度を戻し忘れています。

この写真は、スポット測光では測光しにくいでしょう。普段は主にスポット測光を使っているとはいえ、こんなときは分割測光に頼ります。

こうして前編から写真を見てくると、分割測光で得られた露出値からほとんど補正せずに撮れていることが分かります。

ただ、分割測光はときに大きく外れることがあります。どんなときに外れるか傾向が分からないので、分割測光を積極的に使う気になれません。

statn013.jpg: 餘部駅ホームの西端
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=2.8, SS=1/1250s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

餘部 (あまるべ) 駅に降り立った後、駅のホームを歩き回った中での1枚。列車から降りた人たちは、駅の風景には目もくれずに鉄橋の方に向かっていきました。

人が消えた後が私の本番。喧騒 (けんそう) が消えた後でないと聞こえない声があります。

駅の声に耳を澄ませて、駅と対話しながら撮る。対話しながら撮るから、望遠は使えない。

tabi0200.jpg: 餘部鉄橋の撮影ポイント (通称「お立ち台」)
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/80s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

餘部鉄橋の撮影ポイント、通称「お立ち台」。餘部鉄橋を見下ろせる位置に木の床が設けられ、三脚を安定して立てられるようになっています。

鉄橋を列車が通過すると、10人くらいいたカメラマンも数分で消え去ってしまいました。

私は、撮影が終わっても すぐには立ち去りません。人の群れが過ぎ去った後の雰囲気が好きだから。余韻に浸り、この場所に元からいた草や木、看板やお立ち台に、列車とともに現れては消えていく集団の感想を聞いてみる。

私の撮影は、撮影しない時間が長い。

bridg006.jpg: 枯れたひまわりの花と餘部鉄橋
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=16, SS=1/40s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-3), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

餘部の村をぶらぶら歩き。静かな村です。そう言えば、カメラマンを見かけません。ついさっきまでお立ち台に群がっていたカメラマンはどこに行ってしまったのでしょうか。

世の中にはいろいろな人がいて、被写体とイメージを狙って撮影に赴き、撮るだけ撮ったらさっさと立ち去る人もいます。

私の撮影はまったく逆で、特定のイメージを狙いません。ぶらぶら歩いて、目に留まったモチーフをそのまま撮っていくスタイルです。

もちろん、このときは鉄橋を撮ろうとして餘部に来たわけですが、構図や色のイメージがあったわけではありません。その場に立てば何か思いつくだろうと、あくまで出たとこ勝負の撮影でした。この撮り方は当面変わらないでしょう。



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