hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

日本人の自己肯定?

2012-08-17 04:47:22 | 日記
 現在、国内で考えられている領土問題について、大きな錯誤があることに気付いていない国民が大変多いという事をご存知でしょうか?

 この人間が陥り易い自己肯定は、俗に言う有識者達にも蔓延しています。 その上に、勉強不足で都知事のような軽率な思い込みで言動する輩に影響されてしまう庶民が大半です。

 人間は、どうしても自分の都合の良い方向に、自らの思考を誘導してしまいがちです。 人間の心理作用として当然の摂理かも知れませんが、この傾向は、世の中や社会を間違った方向に導いてしまう危険性があるという事を知っておかなければなりません。

 戦争の大半が、この理論の正当化から始まっているという点に注目して下さい。 ヒットラーに引きずられたドイツも第二次大戦の日本も、初期の段階でこの錯誤に陥っていました。そして悲惨な代償を払う結果を招いたのです。

 領土問題は存在しないと言う主張は、日本にとって正しいだけであって、中国や韓国といった近隣諸国が正しいと認めない限り、自己都合の押し付けでしかありません。 

 この論理を貫こうとする限り、関係諸国との溝は埋まることは無いのです。 他を全面否定していれば、それは最も安易な道を選択しているに他ならないと知るべきです。

 誰もが認め合い、受け入れられる主張でなければ、それは傲慢であり暴挙でしかありません。 長年、存在しないと突っぱねて曖昧にしててきた領土問題のツケを払う時期に来ています。