子殺し増加の日本人レベル！

　日本人は盛んに自分達を贔屓目にみて美化する傾向が強く、自慰的な生き物である。　これが、良いのか悪いのかは後世の評価に委ねるとして、ここに働く人間の心理作用を考える必要があると私は考えます。

　人間、誰しも自分は正しい、悪くない。自分は絶えず精一杯頑張っていると思いたい。　自分の中に縋れる部分を見出し、自分を慰めて生きていたい。　

　こういう方向に自分を導いてしまうのは、必然かも知れません。　だから、それで良いのかと言えば、一定のレベルで自分を厳しく評価し、絶えず本当の意味の進化を遂げる努力を必要としていると考えている私には、この行為は自分に対する甘えにしか見えません。

　日本人が、自らの意思や考えが持てず、周囲を見回して物事の判断を下すと言う風土に酔ってしまっている、現代の傾向に問題があると思うのです。

　上から下までこの傾向です。　司法の判断さえ、これに似た傾向です。　日本ほど過去の判例に倣う国はありません。　ここには、事勿れ主義、丸く治めるのが一番！　という発想が根底にあります。
　
　安易に子を虐待したり、挙句に殺してしまう犯罪に至っても、変に同情的な考えに陥る人が多いのです。極めて危険な方向に進んでいます。　

　日本人、それでも中国や韓国に比べれば、自分達が数段優れているという。　そう思いたい、そうありたいという想いが人をその想いに自分を誘導するのです。

　ある意味、この逆転現象が、日本の象徴です、　大変、危惧されるべき症状ですが、注目する人は皆無に等しい現状です！！