ＢＲＩＣｓとＥＵ，アメリカ！

　世界は今、大きな集合体として、この３ツに集中しつつあります。　この中で、発展途上国が集まるＢＲＩＣしは最も巨大化する経済圏になります。

　結局、資金量の競争になりますから暫くは、アメリカも勢力を維持できるでしょうが、その速度は遠く及ばないでしょう。

　インド、中国、ロシアだけでも強烈ですが、ブラジル、南アフリカ共和国が加われば、その影響は世界中に至ります。

　今では、為替の相場も、物価の面でも平均化して来て最終的には、合計で３０億人近い人口が占めている共同体となれば絶大です。

　世界の中心的な存在になるのではと推測しますが、この巨大共同体に対抗出来るような組織が存在し得るとは思えません。　そこでアメリカ資本は何を選択するのでしょうか？

　今のところ、巨大なアメリカ資本に纏わり付いている周辺諸国も、いつかはアメリカ離れが始まるでしょう！　これ以外にも、オイルマネーの集団もいます。

　世界の競争の中心は最終的には資金団の争いです。　世界中に利潤と利益を求めて資金の集団が蠢いているのです。　そこには金融があり、エネルギーがあり、戦争があります。

　この競争の中で、栄枯衰勢が繰り返されるのです。　戦後の日本が、際立って栄えて見えた５０年です。　こういった世界の流れに便乗できるのか？　それとも立ち遅れて衰退するかは、日本次第です！