この世界で生きるものにとって重要で大切なものに、浄化作用と新陳代謝があります。
戦後の高度成長時代には、肥満や高血圧、高脂質と日本人には不健康や贅沢が充満していました。
さすがに、日本人も己の体の異常さに懲りて、多くの国民が健康管理に熱心になりました。
経済の世界でも、摂理無き無謀な融資を拡大して、金融バブルを激化させてしまいました。
こういった現象は皆、人間の節操の無さが招くものです。人間の体と同様に根本から体制の改革が必要なのですが、組織や団体の改革は容易ではないのです。
現在、起きている社会現象のような団体や組織の問題は人間の、この肥満や老害から来た腐敗の体質そのものです。
組織や団体の中心に胡座を掻く連中が選択するのは、己の安泰と保身ばかりです。国や団体、組織全体の将来を真剣に考えたなら、有り得ないような選択でも、安泰、保身の為には最善と思えてしまうのでしょう!
この集団や組織は、大きく成れば成るほど体制の側が、より自らを強固な仕組みに替えて行くのです。
日本にある団体や組織の大半が、この腐敗構造を構築して来ました。株式会社の大企業でさえ腐敗して来ている現在ですから、社団法人や公益法人、学校法人などは尚更です。
腐ったミカン箱のミカンは、僅かな腐りなら手際よく廃棄も出来ます。しかし、日本のように国全体が腐ったミカン箱の状態に成ると浄化や再生は極めて困難です。 日本という国が正に、腐ったミカン箱の状態なのです!
そんな日本が自力で生まれ変わることが出来るのでしょうか?