それを象徴するのが、資格社会です。 肩書きや地位に拘り、その威力を反映させる為に築き上げた社会構造が日本の中心にあります。
だから日本では、資格や肩書きが大きく物を言います。互いに有識者とか専門家と持ち上げ合って、相互に利用し合う社会です。
本当の価値とか実力なんて問題ではありません。資格や肩書が無ければ出来ないとされることが沢山有ります。
国民が皆、この流れに振り回されて、本当の価値や真実を見誤る状態が続いています。
この傾向が色々な方面に拡がっています。日本人が、テレビや報道に振り回されるのも、ここに原因があります。
中身を検証することもなく、掛け声や見せ掛けに騙され易いのも、ここから来ています。
だから今の日本では、イベントや催しが大いに好まれます。俗に言う、豚も煽てりゃ木に昇るという奴です。
結局、大切な努力や精進も口ばかりで置き去りになっています。
今では政治や教育まで大きくイベント化しています。資格や肩書を振り翳して、国民の眼を眩ましているというのが実情なのです。
自らを戒めて自分を極めるというような、真摯な日常の生活を営めることが大切ではないでしょうか?