思い起こせば、生活用品の配送を委託したのは、学生時代からであろうか・・?
国鉄・今のJRである。
親元を離れ生活する為に必要なモノ!・・それは布団であった。
赴く場所への乗車券を購入すると同時に、布団袋の乗車券である「チッキ」を購入する。
駅には、配送する荷物を計量する窓口があった。
「チッキ便」で送ったモノは、2~5日を経過して、受け取り駅に到着していた。
受け取った荷物は、自己責任で搬送(駅から自宅などへの)する。
戸口から戸口へは、運送会社による「混載便」と、郵便扱いが有った。
60年程前の”運送品質”は、移送=運送で壊れれば「依頼主が悪い!」というモノであった。
学業を終え、荷物を実家に混載便で送付した際、椅子式の学業机が”座卓”に成っていた。
当時、父と懇意にしていた運送会社(N通)の担当者は「壊そうとは思わない無いが(重いモノは)二人で”一・ニ・三”で、投げる」と云う。
投げられても壊れない”梱包”を依頼主に、課せられた時代であった。
小口の荷物を送ろうとする場合”小包郵便”があった。
重量制限(体積)が厳しかった。
発送したく(郵便局の)窓口で手続きをする。
「100gオーバーしています。御受けできません!」
窓口で、減量して再委託した事を思い出される。
家庭には「棒はかり」しかなかった時代である。
誤差もあった。
時代は進み「宅配文化」が大きく進展した。
受け持った荷物に対して”感情”をぶちまける動画が放送された。
有ってはイケないし、してはいけない。
此の事が象徴される事態に成っているという。
時間指定配達に対するクレームであったり、再配達の増加で、配達員への負担増が論議されている。
不在による「再配達」の費用を、受領者に、求める制度も検討されていると聞く。
請求される再配達料金によっては「受領拒否」も発生するであろう。
近年「宅配ポスト?」なるモノの実地検証が開始されたという。
「宅配BOX」の設置には、戸建て用で、八万円程度の費用負担になるという。
この費用負担が、納得出来るか否か?もう少し時間を要するのでしょう・・!
宅配文化も、変身を余儀なくされている様である。