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ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

コバカにする発言  (21日 加筆・修正)

2017年03月20日 | 日記
 東京都の百条委員会に出席するため、I氏が自宅を出るにあたって、記者から「(出席する)心境をお聞かせ下さい」との質問があった。
 I氏は、委員会出席の心境を「天気晴朗なれども波高し」と発言し「君たちには、学が無いから判らないだろう!」と云って退けた。
 この「学が無い・・」は、私の今の心境は「天気晴朗・・・」という事だけど(私の心境が)判る?と云う事なのか・・
 それとも「天気晴朗・・・」の”意味”が解るか?と、言っているのだろうか・・
 TVを観ての、私の感想は、後者である様に感じた。
 何方にしても「天気晴朗・・」の意味が判らなければ、I氏の心境は判らないと云う事になる。
 「(本日)天気晴朗なれども波高し」とは、110数年前に起きた「日本海海戦」を前に「秋山真之参謀(注)」が、海軍本部に発した電文(電文内容には諸説ある)である。(注)当時の日本海軍司令長官・東郷平八郎(軍の統括者)が発した言葉と、教えられる事もある。
 この電文と伴に、旗艦・三笠のマストに”Z(旗)”が掲げられた。
 私は「本日・天気晴朗なれど波高し・皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ」と、電文とZ(旗)が、一体と理解していた過去がある。
 歴史を学んだ日本人として「何時・何処で・誰が」程度の知識は有しているではないだろうか・・?
 自身の言葉で表現できなくて、先人の言葉を引用しながら”判らないだろう!”は、如何なモノか・・・!
 加えて、委員会出席を前に”心中穏やかでない!”と、理解はするが、一個人の胸中を表現する重さと、国家の存亡を思った時の心境を同一に論じる”アツカマシさ”に憤慨する。
 何様だ!と・・
 そして、過日のTV番組で、コメンテーターのO氏の発言も気に成った。
 関西の大学で、福島出身の学生に、講師(外国人)が発した「発光する・・」的な、心無い言葉に対するO氏のコメントである。
 学生への同情する気持ちの表明の後
 「(関西は)差別に対する教育が、根強く残る地域で有るにも関わらず、何故この様な差別的発言があったのか疑問である」こと。
 「(関西には、原子力発電所が立地されていない事から)ひと事(対岸の火事)の様に思っているのではないか・・?」と云った趣旨のコメントであった。
 教育内容は、各自治体の教育委員会による地域格差がある事は理解する。
 しかし、何故故に「原発立地の有無によって、地域住民の思想信条に違いが生じているのでは?」的な発言に至ったのだろう。
 日本を、北海道・東北・関東・信越・東海・北陸・関西・中国・四国・九州(沖縄)として、指摘の通り、関西には原発立地の歴史はない。
 そして、関東にも・今は無い。
 茨城県に有ったが、廃炉となっている。
 原発を立地していなのは、関東・関西である。
 「(関西は立地されていないから)”ひと事”と考えているから、心無い発言になったので・・?」とのコメントは、如何なものかと、思うのである。
 関東には、転校児童への”いじめ”や差別は起きていないのだろうか・・?
 O氏は、過去に新聞記者を関西で経験し、作家活動やTVの解説者として活躍されている。
 私は、語り口や見識・人となりから、信頼感がもて、好意的であった。
 貴方達(I氏やO氏)は、社会的見識もあり、文化人としてリーダー的存在である(と、思っていた)。
 永い間、抱いていた”憧れ”に似た感情を、壊さないで欲しかった!と、訴えたい。 
 国民共有の財産であり、公共の福祉を増進させる”具”である電波を使って発した「言葉*」に怒りを覚えるのである。
 日本には”実るほど頭(を垂れる稲穂かな)が下がる稲穂かな”という古文がある。

 *:(電波=放送を介して発言した)言葉は”私語”や”独り言”ではなくなる。
    ”関西”と名指しされた地域の人達は、心情は如何だろう!
    そして”学が無いから理解できないだろう”は、質問者だけに言った言葉では無くなる。
    発言者の言葉によって、不快感を抱く者も居ることを理解しなければならない。
    目の前にいる記者達や、番組スタッフ以外に大勢の人達が居るのである。
    発言内容は、その人の・人間性を”評価”される事を、認識しなければ成らないと思うのだが・・如何でしょうか?
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