ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

終戦の日

2017年08月15日 | 日記
 「(貴局の)ラジオ放送を聞きました」と、葉書(受信報告書)を送ると、放送局から返信が来る。
 ベリカード(Verification Card)である。
 今も、収集に努力している人達は居る。
 中学生の頃だった。
 夕刻から、外国放送が入感(受信できる)する様に成る。
 昼間は聞こえないことから「夕刻から放送されている」と思っていた。
 電離層の影響であることは、数年後の学習で知ることになるが、その頃は無知であった。
 ラジオ放送を受信し「受信報告書」を送ると、放送局から「受信証(ベリカード)」が送られてくる。
 国内だけでなく、外国放送も同様に送られてくる。
 オリジナルな絵葉書な様で、郵送されてくることが楽しみであった。
 終戦(1945年)以降、東西冷戦下で、朝鮮戦争が起きる。
 そして、朝鮮戦争(休戦=1953年7月)は終わるが、混沌とした時代であった。
 郵便物として、配達された外国の「受信証(ベリカード)」を、母は言う「大丈夫かぁ!?」と・・
 その心は「憲兵が来るでぇ!」であった。
 母は、戦後でなく、今もって(当時)「戦中」であった様であった。
 私は、二十数枚の”ベリカード”壁に貼り、収集の努力の程を楽しんでいた。
 しかし、母から「辞めて!」とは、言われなかったが、ベリカードの収集は辞めた。
 思えば、母は出征した父に代わり、竹槍(青竹を鋭利に切り、火に炙る)訓練?鍛錬や、バケツリレーの訓練を受け家族を守った。
 「〇〇駆逐!」から「〇〇思想排斥」の、戦前・戦中・戦後教育に、混乱したと思う。
 母は、その様な時代にあって「私を守ろうとした言動であった」と、理解している。
 戦前派76歳・戦中派72歳が、最年少となった戦後72年を迎えた、今日であった。
 そして、映画「WarGames」の様に「想いも知れないことから・・・!」ではなく「あってはイケないこと!」と願う8月15日である。
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