ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

ふくちゃんが名付けた「ぶげんしゃ食い!」

2017年08月05日 | 日記
 頂いた”西瓜”を冷やしきった。
 さて!如何に食すか!
 やはり”ぶげんしゃ(分限者)食い!”でしょう・・・
 
 今日の絵日記の絵(写真)は、今!まさに食しようとする西瓜である。
 幼き頃の思い出がある。
 私の実家から、200mの処に”神社”がある。
 7月30日~31日に「夏越し祭り」が催される。
 夜店が延々と出店され、近在近郊からの参拝者で、実家の前の道路は混雑していた。
 両親の親戚・縁者の来訪もあり、この日は一年中で一番・賑う日であった。
 その来訪者の中で”心ある人”からは、お小遣いを頂けた。
 そして、親からは、祭り二日間のお小遣いとして、100円を頂けた。
 正月のお小遣いと併せ、年に二回の、私にとっての”慶事”であった。
 話しを”西瓜”に戻して、大玉の西瓜であっても、8人家族の中では、切り方にもよるが、食せるは二切れ程であった。
 食べ足らない思いがあった。
 その思いを成就させる事が出来るのは”懐”も温かい・この日(夏祭り)しかなかった。
 小玉の西瓜で有れば、頂いたお小遣いで買えた。
 三軒隣りの八百屋さんで「おばちゃん!此れ・なんぼ!?」
 「ふくちゃんか!80円で、ええわ!」
 買って帰って、井戸水で冷やす!
 冷やしている間も、気が気でない。
 誰かに食べられないか?と、正直・疑心暗鬼であった。
 井戸水を”とっかえひっかえ”代えて、クルクル回しながら「早く、冷えよ!」と、見守った。
 そして、思いの丈と、半分に切って、スプーンで食べる。
 「ぶげんしゃ食いや!」と、名付けた。
 廻ってくる年によっては「大名食い」と称した。
 赤味は、スプーンで削ぎ取って食べ、果汁は、ストローで吸い取れば、余す処なしで食べきれた。
 幼き頃を思い出し、頂いた西瓜を食した日記である。
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