<2021.04.10>
先日津軽三味線の演奏会を聴きに行ってきました。
私は和楽器の中では、躍動的な津軽三味線の音色が一番好きですし、テレビやラジオの民謡の番組などで時々聞くことがあります。
ただ今回は、演奏会でしたので生の音に接することが出来たわけであります。
一言でいえば、『最強の音』から『弱~い音』まで、その演奏の幅の広さというか、奥の深さに聞き入ってしまったわけです。
『津軽三味線』は、テレビで昔に紹介されたことでしか知識はありませんが、東北津軽地方の冬のあの吹雪の中で、門付けして回る眼の不自由な演奏者の場面が記憶にあります。
今度の演奏会では、演奏者の手先の動きを観ながら、一方ではテレビの『シーン』を思い出しながら聴き入ったわけですが、強く激し~い何かを訴えるような音に続いて、弱~い静かな闇夜のような音へと、聴きながらの音色とあの吹雪のシーンが重なって来て、『唸りの三味線』に感じられたわけであります。
特にこのように感じた演奏の曲名は、定かではありませんが、やはり『生演奏』でないと味わえない、迫力満点の音色でしたね。
『津軽三味線の生の音』と『想い浮かべたテレビのシーン』の組み合わせで、興奮を覚えた演奏会でした。
<さとざくら(名札より)・・・・散歩道にて>
<あやめ咲き始める・・・・散歩道にて>
<つつじ鮮やかに咲く・・・・近くの公園にて>