早良親王の御霊を鎮めるためにお祀りされたのが始まり。
当時天変地異や疫病の流行が相次ぎ、それは非運の中に亡くなられた高貴の人々の
たたりであるとされ、その人々の御霊を丁重におまつりすることによって、
災いをなくそうという御霊信仰が盛んになりました。
そしてそのお祭りを御霊会(ごりょうえ)といい、京都の夏祭りの多くである御霊会の発祥でもあります。
のちに光仁天皇殺害の容疑で投獄された井上内親王、謀反を企てた首謀者として
捕らえられ伊豆に流された橘逸勢らいずれも無念の死を遂げた
8人の神霊を合祀し、祭神八所御霊とされました。
また応仁の乱発祥の地ともされています。

御霊を鎮める神社。直接に撮影するのは遠慮いたしました。
しかし、この門から撮った風景が不思議と明るく穏やか。
今は京の守り神としていらっしゃるようです。
【上御霊神社】・・・京都府神社庁のHPより
[住所]京都市上京区上御霊前通烏丸東入上御霊竪町495番地
[電話]075-441-2260
[時間]9:00~17:00まで(季節により変更あり)
[アクセス]地下鉄烏丸線鞍馬口駅徒歩3分