明月院からの帰り道、“こ寿々”の出店を見つけました。
“由比ガ浜 こ寿々”は、わらび餅が人気のお店です。
出店に会えるとは思わず、お土産に買ってしまいました。
お店の“わらび餅”の紹介文より
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「わらび粉」はわらびの根から採取した澱粉ですが、生産されるまでにたいへんな時間と労力をようするため国内での生産量は非常に少なくとても高価なものとなっています。
まず、一年目の二月にわらび畑を焼き、二年目の十一月から翌年一月にかけて、若芽が出る前に根を収穫します。こうして収穫された根の中に含まれている澱粉はわずか四~六%です。この貴重な澱粉を抽出するため、根に付着している泥等の不純物を洗い流し沈殿・分離という作業を幾度も繰り返します。さらに、抽出された純粋な澱粉を脱水し網バットに並べて自然乾燥すること約五十日間、収穫からおよそ三ヶ月かけて、やっと「わらび粉」が出来上がります。このような工程を経てつくられた「わらび粉」は、非常に希少価値のたかいものといえます。
現在市販されているわらび餅の大半は、他の澱粉や増粘剤・寒天等で増量されているため、わらび粉本来の独特な風味と食感が失われています。「こ寿々のわらび餅」は、国産のわらび粉を使用しておりますので、独特の弾力ととろけるような食感を充分味わって頂けます。
ほど良く冷やしたわらび餅にお好みの量の黒蜜ときな粉をかけてお召し上がり下さい。本わらび粉特有の粘着性のため取り分けにくいことがございます。その場合、少量の冷水をわらび餅にかけてからヘラ等で切り直していただけると幸いです。
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京都のあるお店で頂いたわらび餅がふわっととろけるような美味だったのに対し、
こちらのは、つるんとなめらかでさっととけるような美味にござります。
美味しい!というわらび餅が、一通りではないことを知りました。
ただお土産は食べごろが難しい。冷やしすぎると分かれているわらび餅が
くっついて取り分けられなくなってしまうので、ご注意を。
“こ寿々 KoSuZu”
段葛こ寿々は、手打ちそば(月曜定休)
由比ヶ浜こ寿々は、甘味処(無休)
どちらでもわらび餅は楽しめます。
鎌倉だから和食かなぁと言いつつ、
美味しそうな気配を感じてビーフシチューに決定。
建長寺の斜向かいにある、備屋珈琲店(びんやこーひーてん)。
選んだのは、ビーフシチュー。
じっくり煮込んであって美味しい。
まるまるのピクルスもいい感じです。
飲み物はかふぇおれにしました。さすが珈琲店だけに
ミルクたっぷりなのに珈琲がやはりいい味です。
今度はお茶に来たいと思います。
灼熱からうってかわって、しんとした景色を。
鎌倉であじさい寺として有名な明月院へ行ってきました。
本堂・紫陽殿の丸窓から小さく見える紫の点々は花菖蒲です。
この丸窓から見える景色というのは、なぜこんなにも
しんとして見えるのでしょう。別の世界を見るようです。
まだ梅雨というのが信じられないほどの陽射しと暑さでしたが、
明月院を埋めつくす紫陽花、見事にいきいきと咲いていました。
マドリッド・アトーチャ駅からスペイン版新幹線AVEでコルドバへ。
AVEは1992年、バルセロナオリンピックの時に開通。
スペイン人気質で定刻通りに動く方が珍しかった鉄道ですが、
このAVEはその中でスペインでも時刻通りにできるという
ことをアピールも込めて開業されたようです。
乗り心地は、とても快適で日本の新幹線よりよいという人もいるそう。
イヤホンで車内のテレビ放送を見たり、ラジオを聞けたりします。
カフェのある車両もあって、席から遠いながら添乗員さんオススメの
カフェ・コン・レーチェをいただきました。要はカフェオレです。
車内カフェで注文するのも楽しかったし、本当に美味しかった
念願の外国鉄道の旅、なかなかよくて満足でした