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小豆粥で初春を祝う会1月31日まで

2013年01月30日 19時23分06秒 | 京都・奈良

とっても満ち足りた時を過ごすことができました。

妙心寺塔頭、東林院にて1月15日より31日まで行われる、

小豆粥で初春を祝う会に参加させていただきました。

享禄4年(1531)細川氏綱が父、高国公の菩提を弔うため建立した三友院(京都市上京区)

に始まり、開基、山名豊国が東林院と寺号をあらためて妙心寺(右京区花園)に移し

直指宗諤和尚を開山として、以来山名家の菩提寺となっています。

 

玄関上の屋根に乗る瓦

東林院のご住職が作られた、沙羅双樹の瓦だそうです。

こちらのお庭が本堂前庭の沙羅双樹の庭です。

この生飯って何かしら?・・・のちほど分かります。

お庭を拝見しながら、まずは梅湯茶礼。

梅はいただいていいのかと聞いてしまった私。

・・・いいそうですよ。くずして召し上がる方もいらっしゃるとのこと。

祝菓子

福茶と祝菓子のいわれ 

 

続いて見事な千両の庭を見ながら

廊下を渡り、奥の部屋へと進みます。

空いたところへ

小豆粥と大根のたいたんを持ってきてくださいます。 

すでにお箸が使われているのは、「生飯(さば)」のため。

お食事をいただく前に最初の箸で生飯を分かちます。(自分でね)

庭木に供え、小鳥や小動物に施します。米粒七粒ほどでよいそうです。

餓鬼道に落ちた餓鬼に施す行為だそうです。

ちなみに小豆粥は七草粥と同様にこれを食すと1年間の邪気が払い万病を除く

と、言い伝えられています。

右上の器には蛇腹昆布。お酢の昆布を油で揚げたものだそうで、

そのまま頂いてもよし、小さく割って小豆粥に混ぜてもよし。

生飯が供えられています。

お食事が終わってから、水琴窟(一壺天)の音を楽しみます。

閑寂の庭

 

【東林院】

[住所]〒616-8035 京都府京都市右京区花園妙心寺山内

[電話](075)463-1334

*小豆粥で初春を祝う会 3,700円

基本的には非公開寺院ですが、この小豆粥で初春を祝う会、沙羅の花を愛でる会(6/15~30)、

梵燈のあかりに親しむ会(10月上旬)は特別拝観があり、また、予約(電話または往復はがき)を

すれば宿坊に泊まることができます。



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