緊張と、重責の2月が終わった。
3月2日の本番前の2日間は指揮者合わせがあった。
初めての指揮者。ドイツ人だったが、通訳が入ってくれた。
英語だったので、細かいところはさっぱりだが、「all bass」とか「Frome 47」とかくらいなら、わかる。
ジェスチャーたっぷりで、矢継ぎ早に指示が飛ぶ。
初回は、速度が速くて、暗譜できていなかったので、楽譜を見る間も取れず。
2日目は、遅まきながら歌詞を手帳に書きだした。
練習の録音を、演奏部分だけに編集し、本番当日は、仕事を休んだ。
16時30分集合だったので、朝から録音を聞きながら、手帳をめくる。
何とか、本番では、指揮をきちんと見ながらの演奏ができた。
一夜あけて、一方に少し気の抜けた自分と、5月に控えた本番が二つの準備が迫っていることに、
気を奮い立たせている自分の姿があった。
がっくりしている時間はない。
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