上手な噺家は、立居振舞でわかる。
全身から、オーラのように出ているから。
以前よく、「笑点」を見ていた。
三波伸介が視界の時が一番面白かった。
最近は、時間帯の加減もあり、ほとんど見ない。
大喜利の時のお題に対しての素早い、小話は、いつも、舌をまく。
話し方から、上手な人は違う。
プロという感じがした。
噺は、放送の時間によって、いろいろあるが、立て板に水のごとき、流ちょうに
進むのを、小気味よく聞いたものだ。
落語は、生が一番。
寄席に出かける、時間が取れない。
「笑点」の大喜利の前に、ショートの出し物があった。
あれは、とても楽しみだった。
噺家の落語に対する姿勢は、他のことにも通じるものがある。
合唱にも、言えることがたくさんある。
落語家はなぜ噺をを忘れないのか
柳家花緑
角川SSC新書