「こわいものみたさ」という。
こわがりなのに、なんとなく、見たくなる。
おそるおそる、確認したくなる。
という心理は、面白い。
よく、ドラマでよく見るのは、手で顔を隠しながら、すこしづつ、指の間を開いて行くというもの。
興味を持って見るのか、知りたいという心理からなのか。
怖いものみたさというのか。
知りたいというのは、本能ではないだろう。
人は、物事に興味を持つ。
動物も、興味を持つのは、子どもが多い。
危ないことか、面白いことか、生きていくうえで、糧になることか。
本能にないことは、実地で学んでいくしかない。
本当に恐ろしいこと。
知らなければいけないこと。
知っておいたほうがいいこと。
様々な情報のなかで、ヒトは、日々取捨選択をしていく。
本当の恐怖は見えにくい。
『見えないものでもあるんだよ』と詩の一説があった。
ホラー映画の魅力
ファンダメル・ホラー宣言
小中千昭
岩波アクティブ新書