NPO法人の予算7億9000万円を使い切って破産手続きをしているとのニュースを目にしたら、
「なめ猫」の生みの親の会社が1億1000万円の脱税で告発されたとのニュースがあった。
お金のあるところには、沢山ある。
「金は天下の回りもの」というが、「おあし」ともいうように、なかなか身につかないというのが、
お金。
脱税が時折、ニュースにあがる。
解散とか、リストラとか、工場の閉鎖とか、縮小の話は、気が滅入る。
脱税の話には、苦笑が浮かぶ。
脱税で摘発されるのは、まとまった、相当な金額があるから。
へそくり程度では、おそらく、摘発はされないだろう。
ありそう。あるはずという企業や個人には、調査が入る。
見つかるのは、時間の問題。
それでも、ためこむ者はいるようで、摘発するほうも大変なんだろうと勝手に思う。
『ゲゲゲの女房』に、調査の入ったという展開があった。
二人の税務署員(?)が人気漫画家の自宅を訪れ、
「こんな原稿料でやって行けるはずはない。副業とか、なにかがあるのではないか」
と嫌味たっぷりに言われた時、人気漫画家は、奥の部屋から質札の束を鷲掴みで、取って返し、二人の調査員に投げつけたシーンがよみがえった。
なんとも腹立たしい出来事ではあった。
それでもさらりと、日常に戻った二人の逞しさには思わず脱帽ものだった。
あんなにさわやかに、物事を流していけたらと、羨ましくもあった。
しかしながら、あの調査員のどこに目をつけているとでも言いたくなる出来事。
今では、こんなことはないかもしれないが、脱税者には、しっかりと摘発をして欲しい。
しかしながら、こうした、摘発なども、法の目をくるぐというか、うまく、隠す輩もいるのかもしれない。
人と人の攻防は、いつの時代も、激しいのかも。