本番にのぞむべく、仲間と控室に集う。
他のチームもいるので、控室はたくさんの人になった。
部屋の隅にあった仲間の荷物を探し出し、移動する。
仲間のチームが衣装をつけて、会場へ向かっていくのが見えた。
「おいてかれた」
衣装もつけていない。考えると、衣装の連絡もなく、用意していなかった。
愚痴りながら、考える。
「自分には、衣装の話が全然なかった」
無視された、哀しみ。
本番になって参加できなかった、悔い。
言いようのない、立場に置かれて、心が乱れる。
現実に戻った。
今のは、「夢」
あのチームは、エイサー?
最近、またしても、踊りたい虫が、湧きだしてきたのか。
年に一度のエイサーまつり。
熱い一日が、もう2か月程すると、やってくる。