建物番号というのがある。
以前、住所の番地が変わり、公的書類をじっくり見た。
住所の他に建物番号なるものがあった。
住所と多少違う番号。
ここへきて、もう、必要はないと思っていた、この建物番号を書く必要が出てきた。
もう何年も前に引っ越し、家を取り壊し、更地にして売却した物件。
記憶をたどり、おぼろげな番号を思い出す。
正確な番号ではなかった。
自宅に、以前の戸籍謄本があった。
ページをめくっていくと建物番号があった。
久しぶりの登記所。
なんと昨年、駅の北へ移転していた。
駅から20分ほどの南に着いたのが、午後1時30分頃。
がっくりしながら北へ向かう。
町名をたよりに進むが、らしい建物が見当たらない。
税務署を発見。
この近くだろうと税務署の敷地へ。
表には合同庁舎、税務署とあるだけ。
とりあえず、建物の中へ。
建物の案内板をみると、7階にあることが判明。
7階へ。7階についたら受け付けは6階との表示。
止むをえず、6階へ降りる。
6階に到着、ATMの小型の操作パネルがいくつもあった。
操作を始めるが、建物番号がはじかれてしまう。
地図をみようとしたが、どうも意図した操作ができない。
もう一度小型機の操作に。
何回か試すがことごとくはじかれる。
色々、変えて入力してみて、ようやく次に進んだ。
出てきたチケットを印紙の窓口へ。料金を払ったら、すぐ番号を呼ばれた。
操作に費やした時間の何分の一かで終了だった。
どうにか、必要な書類が手に入った。
家についたのは、午後4時近くだった。
朝の11時にでかけて、およそ5時間かかったことになる。
隣町でよかった。
最近、以前のデータが必要になることがあった。
7年近く前に亡くなった父の死亡年月日。本籍。
4年前になくなった身内の死亡年月日。死亡診断書。
手元の記録が役に立った。
もし、自分もすでにいなくなってたら、身内の者たちは、この書類をそろえられたろうか。
新しく手に入れたこれらの書類をコピーした。
もしもの時の書類の一部として保管することにした。