「東京五輪は巨大なスーパースプレッダーの可能性」豪州メディアが日本のコロナ対策を批判
2021年2月2日 15時53分
1日の豪紙シドニー・モーニングヘラルドは「東京五輪のプランは大惨事を誘発しつつある」との見出しで特集。「日本の状況を考慮すると、東京五輪は巨大なスーパースプレッダーの大会になる可能性がある。審判やボランティアが突然に姿を消し、たとえ低レベルであっても、感染発生がカオスを生む。団体競技は中止され、レストランはシャッターを閉じる」と警告した。
◆東国原英夫 五輪開催は「選手団を派遣しませんとバイデン大統領が発言するか、しないか非常に重要」
同紙は、日本のコロナ対策が多くの点で不十分だと指摘した。
「実際の感染者は公式発表よりもはるかに多いはずだ。理由は検査率の低さ。先進国では最低レベルで世界基準でも極端に低く、人口1000人当たり、たったののべ52人。豪州は同499人。貧困にあえぐミャンマーが、52人よりわずかに低い数字となっている」