「原発をやめるのは簡単じゃない」枝野氏に聞く
2021/2/14 06:12 (JST)
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枝野氏は震災対応を政府中枢で指揮した経験から「よりリアリストになった」と語る=8日、東京都内(撮影・伊東昌一郎)
2011年3月の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から間もなく10年を迎える。立憲民主党の枝野幸男代表(56)は当時、菅直人政権の官房長官として危機対応に当たった。原発政策、行政のあり方…。未曽有の災害と政府の中枢で対峙(たいじ)した経験は現在、野党第1党の党首となった自身の考え方や政治姿勢にどう影響しているのか。枝野氏に単独インタビューした。(聞き手は川口安子)
◆「小さな政府」の誤り
《枝野氏は震災直後に官邸で危機対応を指揮するとともに、政府のスポークスマンとして1日に何度も記者会見し、国民に説明する役割を担った》