ジェンダー表現「現実から後れも」 メデイアの制作者
http://www.asahi.com/articles/ASK9F3QV0K9FUTIL00M.html?iref=com_latestnews_04
記事抜粋ーーーーーーーーーーーーーー
■思い込み知る「問う表現」を 小島慶子さん(エッセイスト)の基調講演
朝日新聞のパブリックエディターとして、読者の意見に目を通します。男子のセクハラに悩む女子中学生の相談に「悪ふざけにはあなたの『大人』を見せるのが一番。
手を握り『好きな人にしか見せないし触らせないの、ごめんね』と言ってみて」と女性タレントが回答した記事や、乳房をつつくと反応する人型ロボットを肯定的に取り上げた記事に、多くの批判が寄せられました。
朝日新聞に尋ねると「相談者の母娘は女性タレントの回答に喜んでいた」「制作者は女性で女性観客は笑っていた」からOKだろう、と判断したことが分かりました。
女性を差別するのは男性とは限りません。
身体をモノのように扱われたり性的嫌がらせを受けたりしても、笑って受け流すのが強さ、と思い込む女性もいます。
テレビ局のアナウンサーだった頃、「女性らしい」役割に悩みました。誰の求める「女」なのか?と。
ステレオタイプの強化にも加担したくありませんでした。