4461第一工業製薬IRセミナー
株価はこちら。
本日のIRセミナーは第一工業製薬。会長兼社長、御自らのプレゼンです。
ここは京都市の南区吉祥院に本社がある地元企業です。
京都市の南部は一部上場企業の本社や工場などが結構集まっている地域です。
京セラ、日本電産、ジーエス・ユアサ等々。
で、こちらに第一工業製薬さんですが、「製薬」でも、お薬ではなく、化学薬品の方です。
というようなこともあまり存じておりませんでした。ごめん・・・。
京都市南部で化学系というと、個人的にイメージするのは、東福寺の三洋化成や中書島の新日本理化
です。いずれも、バイプだらけのプラントが京阪電車や車の道からよく見えますので。
第一工業製薬も、主力の製品は界面活性剤だったりしますので、三洋化成とは重なる部分もあるのかな
と思いながら聞いておりました。
投資判断の方は、結論的には「ホールド」です。買いとはなりません。
安定的な売上と堅実な利益、低PER、低PBRと、相応の配当利回りで、別にここで売る意味も
ないような感じはありますが、なぜ買いにならないか。
社長自身言われていましたが、今は低PER、低PBRの割安株だと。それを成長株として評価される
ようにしていきたいということなのですが、その成長性の点について、具体的な部分というのが見えづらく、
確信、あるいは期待感が高まるような印象が弱かったからですね。
説明は、会社サイトにもある中間決算説明資料を中心にしてもらいました。
これです。
これを見ると、セグメント別には伸びているところもあれば厳しいところもある。太陽光関連などはかなり厳しい。
IT・電子材料用途など、「顕著に伸長」とあり、利益にも貢献している分野もあるのですが、
では、それが具体的にはどんなものでどういうところで需要が伸びているのか、あるいは、なんで利益率が
高くなるのか、そういったことがイメージしにくかったというのが実際のところです。
質問もさせてもらったのですが、印象はあまり変わりませんでした。
ここらあたりは、顧客との関係等であまり細かい情報開示というのは難しいところがあるのかもしれませんが、
プレゼンとして工夫のしどころだと思います。「ここが伸びる」「伸ばしたい」というところね。
おみやげは昔ながらの石鹸をもらいました。そりゃ、界面活性剤ですからね。
これ、洗濯の下洗い用、靴下などをこする時に自宅で使っているものとほとんど同じで、
実用的でありがたかったです。
また、書き味がとてもなめらかなUNIの水性ボールペンのインクを共同開発しているということで、
伊勢志摩サミットでも配布されたボールペンもいただきました。
確かにこれは書き味はいいですね。細くてカリッとしていて、それでいてなめらかです。このティストが好み
の人は続けてこれを使うのではないかな。これはオークションに出してみましょうか。
あと、質問に対して社長がコメントしてくれましたが、為替の変動が業績に及ぼす影響は大きくない、ナフサの
価格の低下は影響があり、最高益になったのもこれが大きかったということでした。
セグメント別で利益率に差があるのは、利益貢献が大きくなる分野が出てきた一方、赤字のところもあるという
ことで、赤字事業からの撤退等は今後の主要な課題の一つとなっているというようなお話がありました。
ここは優待は設定していません。
「公平性の観点やコスト等から課題もあると思いますが、御社の場合、一般消費者向けの製品が少なく、技術力
のわりに知名度に乏しいところもあるので、宣伝の意味も含めて、株式優待を設定されてはどうですか。
折角、京都の会社ということなので、何かその特徴を活かした優待にすれば、地元貢献になるところもあると
思いますし、優待を設定すると、個人投資家からの注目度というのは確実にアップはします。」
というようなにことも伝えたかったのですが、そこまで言う時間はなかったです。
社長さんは、聴衆の全体の状況を把握・判断し、話し方や話のレベルを上手に調整されているように感じました。
「トランプ当選で暴落の時は買いだねと言っていた」など、相場の話を織り込むというのも、なかなかよかったです。
確かにそういう話をされる方は、上場企業のトップの方としては珍しいですね。
すぐに「買い」というような判断にはなりませんが、とりあえず、ここに対する理解は深まったのでよかったです。
次、木曜の日本電産など。
株価はこちら。
本日のIRセミナーは第一工業製薬。会長兼社長、御自らのプレゼンです。
ここは京都市の南区吉祥院に本社がある地元企業です。
京都市の南部は一部上場企業の本社や工場などが結構集まっている地域です。
京セラ、日本電産、ジーエス・ユアサ等々。
で、こちらに第一工業製薬さんですが、「製薬」でも、お薬ではなく、化学薬品の方です。
というようなこともあまり存じておりませんでした。ごめん・・・。
京都市南部で化学系というと、個人的にイメージするのは、東福寺の三洋化成や中書島の新日本理化
です。いずれも、バイプだらけのプラントが京阪電車や車の道からよく見えますので。
第一工業製薬も、主力の製品は界面活性剤だったりしますので、三洋化成とは重なる部分もあるのかな
と思いながら聞いておりました。
投資判断の方は、結論的には「ホールド」です。買いとはなりません。
安定的な売上と堅実な利益、低PER、低PBRと、相応の配当利回りで、別にここで売る意味も
ないような感じはありますが、なぜ買いにならないか。
社長自身言われていましたが、今は低PER、低PBRの割安株だと。それを成長株として評価される
ようにしていきたいということなのですが、その成長性の点について、具体的な部分というのが見えづらく、
確信、あるいは期待感が高まるような印象が弱かったからですね。
説明は、会社サイトにもある中間決算説明資料を中心にしてもらいました。
これです。
これを見ると、セグメント別には伸びているところもあれば厳しいところもある。太陽光関連などはかなり厳しい。
IT・電子材料用途など、「顕著に伸長」とあり、利益にも貢献している分野もあるのですが、
では、それが具体的にはどんなものでどういうところで需要が伸びているのか、あるいは、なんで利益率が
高くなるのか、そういったことがイメージしにくかったというのが実際のところです。
質問もさせてもらったのですが、印象はあまり変わりませんでした。
ここらあたりは、顧客との関係等であまり細かい情報開示というのは難しいところがあるのかもしれませんが、
プレゼンとして工夫のしどころだと思います。「ここが伸びる」「伸ばしたい」というところね。
おみやげは昔ながらの石鹸をもらいました。そりゃ、界面活性剤ですからね。
これ、洗濯の下洗い用、靴下などをこする時に自宅で使っているものとほとんど同じで、
実用的でありがたかったです。
また、書き味がとてもなめらかなUNIの水性ボールペンのインクを共同開発しているということで、
伊勢志摩サミットでも配布されたボールペンもいただきました。
確かにこれは書き味はいいですね。細くてカリッとしていて、それでいてなめらかです。このティストが好み
の人は続けてこれを使うのではないかな。これはオークションに出してみましょうか。
あと、質問に対して社長がコメントしてくれましたが、為替の変動が業績に及ぼす影響は大きくない、ナフサの
価格の低下は影響があり、最高益になったのもこれが大きかったということでした。
セグメント別で利益率に差があるのは、利益貢献が大きくなる分野が出てきた一方、赤字のところもあるという
ことで、赤字事業からの撤退等は今後の主要な課題の一つとなっているというようなお話がありました。
ここは優待は設定していません。
「公平性の観点やコスト等から課題もあると思いますが、御社の場合、一般消費者向けの製品が少なく、技術力
のわりに知名度に乏しいところもあるので、宣伝の意味も含めて、株式優待を設定されてはどうですか。
折角、京都の会社ということなので、何かその特徴を活かした優待にすれば、地元貢献になるところもあると
思いますし、優待を設定すると、個人投資家からの注目度というのは確実にアップはします。」
というようなにことも伝えたかったのですが、そこまで言う時間はなかったです。
社長さんは、聴衆の全体の状況を把握・判断し、話し方や話のレベルを上手に調整されているように感じました。
「トランプ当選で暴落の時は買いだねと言っていた」など、相場の話を織り込むというのも、なかなかよかったです。
確かにそういう話をされる方は、上場企業のトップの方としては珍しいですね。
すぐに「買い」というような判断にはなりませんが、とりあえず、ここに対する理解は深まったのでよかったです。
次、木曜の日本電産など。