2016お金のこと・個人的10大トピック及び2017の課題(4)
3.IPO、小型株取得に苦戦 利益漸減
今年のIPO銘柄の損益は以下にようになっています。
これは公募が取れたもので、初値買いからの売買のみのものは含んでいません。
これまで、20年ほどでのIPO銘柄の売買損益は3000万強というところでしたから、
単純に年間平均ということだと150万ほどです。
これと比較しても今年の利益は少なめですし、去年が166万、一昨年が137万ですから、それと比較して
も減少しています。
まあ、極端に半減とかにはなっていませんし、これまででも100万円以下の利益の年もあったはずですから
そういう意味では平均的と言える範疇内かもしれません。
が、感覚的に言うと、とりわけ今年は、大和支店での小型株取得がまったくできておらず、ここに苦戦した
という印象が強いです。
営業くんはいつも「いや、頑張ってるんですが・・・。」と言ってましたが、実際、支店ではJR
九州やコメダなどの大型の配分はあるものの、小型の有力銘柄の配分は皆無です。
そんなにいつも、小型有力銘柄が取れるはずもないのは十分に理解しているつもりですが、それにして
も獲得力が弱いです。まあ、支店では通常の売買は売買手数料がひどく高いので利用しませんし、
投資信託も買わず、当然ラップ口座などを利用するはずはありません。
買うのはキャンペーン利用の個人向け国債ぐらいです。そういう意味では、証券会社側からは「うまみ」
のある顧客ではないということもあるのでしょうね。
他社の支店攻略というのが課題なのですが、これが全くできていません。ここは来年の主要な課題の一つ
になるでしょう。
だいたい2000万から最大3500万程度までは現金で動かすことができます。これを特定の商品で固定させず
に、わりと自由に動かせる形にしておくことで、ある時はSBIの抽選余力の改善に、ある時は株数を増やして
の優待クロスの取得にという形で一定のリターンにつなげることはできているかと思います。
SBIでもこの資金余力枠で取れているところもありますので。
が、野村はちょっと相手にされなくても、日興やみずほなどの支店で、こうした資金を活用して、支店枠での
IPO獲得というところにつなげていきたいところです。
基本的にIPOの売買は、不人気銘柄を避けながら、公募を取って初値前後で売却するスタンスであれば
リスクは低く、時に大きなリターンにつながる可能性がある投資方法だとは思います。
こういうスタンスであっても、今年のフィットのように、完全に「被弾」を避けることは難しいです。
が、トータルで見れば、やはりおいしいところはありますので、さらに工夫をしていきたいと思います。
あ、そうそう、来年最初の銘柄の東洋証券、口座開設の申し込みをしてみました。
IPO投資は、基本的には、黙々と単純にできることを確実にやりきるということにつきます。
資金配分や口座数など、当選確率を高める対応ができれば、なるべくそれをしておくことです。
なんとなくでやっていると、どうしても忘れたり、見逃したりということになりがちですから、自分に合った
方法でそうならないようなスタイルを確立することが大事です。
もちろん、ほとんどの場合は公募は取れず「死屍累々」をとなりますが、確率的にはそれで当然ですから、
がっかりする必要もないです、また、自分ではコントロールできないところで損失を被ることもありますが
そこは覚悟しておかないとしょうがないですね。
なお、今年、去年とSBIのポイントでIPOを取りましたので、来年は、ポイント取得はお休みになる
と思われます。