「追憶」予告2
松竹の優待使用。今日、見てきました。
うーん、これは消化不良というか、話そのものに深さが感じにくかったです。
過去の重大な出来事や状況が、今起こった事件の原因になったり伏線になったりしているという話はよくあります。
代表が、松本清張の「砂の器」。「ゼロの焦点」もそうですね。
あるいは、森村誠一の「人間の証明」もそう。
映画としては、野村芳太郎監督の「砂の器」が秀逸でした。
これらの小説は、その背景の重さをしっかりと描いています。それゆえ、その殺人事件にも、あるリアリティが
感じられます。
この映画の場合、その過去の重大な出来事と、殺人事件そのものは直接には関係しません。
そこがまず脚本としてどうなのか、殺人事件の動機はあとからとってつけたように出てきます。
また、主人公たちは過去の重大な出来事をいったいどう「消化」したのか、そのことについては何もふれられません。
そこをスルーしてしまっては物語としての「落とし前」がつかないのですが・・・。
登場人物みんなが、ずっと深刻な顔をして話しています。
それはいいんですが、だったら、それに足る物語の骨格がきちんとないと、消化不良のままおいておかれた気分になります。
これは自分でお金を出していたら、かなりイラッときたでしょう。
松竹の優待使用。今日、見てきました。
うーん、これは消化不良というか、話そのものに深さが感じにくかったです。
過去の重大な出来事や状況が、今起こった事件の原因になったり伏線になったりしているという話はよくあります。
代表が、松本清張の「砂の器」。「ゼロの焦点」もそうですね。
あるいは、森村誠一の「人間の証明」もそう。
映画としては、野村芳太郎監督の「砂の器」が秀逸でした。
これらの小説は、その背景の重さをしっかりと描いています。それゆえ、その殺人事件にも、あるリアリティが
感じられます。
この映画の場合、その過去の重大な出来事と、殺人事件そのものは直接には関係しません。
そこがまず脚本としてどうなのか、殺人事件の動機はあとからとってつけたように出てきます。
また、主人公たちは過去の重大な出来事をいったいどう「消化」したのか、そのことについては何もふれられません。
そこをスルーしてしまっては物語としての「落とし前」がつかないのですが・・・。
登場人物みんなが、ずっと深刻な顔をして話しています。
それはいいんですが、だったら、それに足る物語の骨格がきちんとないと、消化不良のままおいておかれた気分になります。
これは自分でお金を出していたら、かなりイラッときたでしょう。