大和証券 チャンス当選回数を増やす 優待クロスからさらに先へ(1)
IPOの優遇策という意味では、大和証券のチャンス当選の当選確率をなるべく
高くしておくことも重要です。
これで実際どれだけ当たるかということは、たまたま、偶然の要素に左右されますので
それはわからないし、当選そのものをコントロールすることはできません。
が、確率を高くすることは、それぞれで工夫すれば可能なところがあります。
IPO投資においては当初のところでの当選確率を高くするのは基本戦略ですので、
「どうせ当たらないから」といったことで、チャンス当選について軽視するのではなく、
できる範囲での工夫はきちんと行っておきたいところです。
チャンス当選については大和証券のサイトに以下の記載があります。
「抽選について まず厳正かつ公平に機械的な抽選を行ない、個人のお客さまへの販売予定数
量の10~15%(※1)分の当選を決定します。
その後、当選しなかったお客さまを対象に、抽選参加の申込日当日の当社のプレミアムサービス
のステージ、または過去の取引実績等に基づき累積した抽選参加の申込日前営業日の交換ポイン
トの残高に応じて当選確率が変動する「チャンス抽選」により、原則として個人のお客さまへの
販売予定数量の10%(※2)分の当選を決定します。
※1 個人のお客さまへの販売予定数量が20 億円以上の場合は10%、20億円未満の場合は15%といたします。
※2 「新規公開株式抽選参加サービス」への申込数量が、個人のお客さまへの販売予定数量に満たない場合、
5%といたします。」
つまり、
チャンス当選で当選するのは「原則として個人のお客さまへの販売予定数量の10%(※2)分」
ということになります。
実際にどれだけの株数がチャンス当選にまわるのかは当然、銘柄によって異なりますし、
また、個人への配分が全体として何%なのかにもよりますので、細かい株数まで確定するのは難しいです
が、およその推定をすることはできます。
なお、事後ですが、個人への各証券会社のIPOの配分については、
日本証券業協会の以下のページでエクセルのデータが提供されています。現在は昨年の12月分まで
掲載されています。ここを分析してみることも、有効な戦略を考える上で有用かもしれませんし、
各社の傾向や状況を把握することもできます。
新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況
http://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/shinkikoukai/index.html
チャンス当選に戻ります。
この
チャンス当選の当選回数は以下の2つにより決定されます。
プレミアムサービスとポイントですが、プレミアムサービスは預かり残高により、ポイントは
取引や株主優待などで得られるポイント数により決まります。
長くなるので、次回に続く。