懲りないトライアスリートのプチ移住生活

懲りないトライアスリートのプチ移住生活は、迷走だらけ!

糸島マラニック

2012-02-04 | 本日のトレーニング

本日は、ジョウジさん・maeさんと糸島マラニック

コースは、ふれあい~彦山~桜井神社~九大前~杉能舎~ふれあい

総距離約23KM

2週間ぶりの本格的ラントレで、スタートから二人においていかれる。

とにかく、故障中の左足は、鉛のように重い。

踵痛・アキレス腱痛がでないだけ、ましかと思いつつ走る。

今日は、立春 桜井神社の梅の花もほころんでいました。

元来、今日は牡蠣食い&蔵開きマラニック予定も、

あまりに寒くて、途中寄り道するだけの余裕なし。

結局、杉能舎で粕汁とノンアルコールの甘酒を

途中、頂いただけ。

最後は、向い風であまりに寒く、少しだけビルドアップ。

どうにか、故障中の足も、もってくれて最後まで完走。

ラントレ終了後、汗をながし、ランチ。

岐志のトラットリア ジロでイタリアンを。

サラダ・パスタ、

どれも美味しかった!

なかでも、キャベツとアンチョビのパスタは、絶妙な味。

ちょっぴり辛く刺激的で、そしてキャベツ本来の甘みと

こしのあるパスタが絡み合う。

とにかく、お腹いっぱいに。

このレストランからの海の眺めがまた、最高で、

ゆったりとした時間過ごせました。

ジヨウジさん・maeさん、今日一日おつきあいいただき、

ありがとうございました。

スイムトレは、プル1500M 26分


「共喰い」 田中慎弥著

2012-02-04 | お勧めBOOK

今、芥川賞受賞記者会見で話題の田中慎弥著

第146回芥川賞受賞作「共喰い」 

あらすじは、

昭和63年、17歳の遠馬は、怪しげな仕事をしている父と

その愛人・琴子さんの三人で川辺の町に暮らしていた。

別れた母も近くに住んでいた。

日常的に父の乱暴な性交場面を目の当たりにして、

嫌悪感を募らせながらも、

自分にも父の血が流れていることを感じている。

同じ学校の会田千種と覚えたばかりの性交にのめりこんでいくが、

父と同じ暴力的なセックスを試そうとしてケンカをしてしまう。

一方、台風が近づき、町が水にのまれる中、

父との子を身ごもったまま逃げるように愛人は家を出てしまった。

怒った父は、遠馬と仲直りをしようと森の中で遠馬を待つ千種のもとに忍び寄っていく....。

川辺の町で起こる、逃げ場のない血と性の臭いがたちこめる濃密な物語。

 

読み終わって一番感じるのは、

あの記者会見とは、真逆の純文学だということ。

あの記者会見でも、彼の誠実そうな姿は、

時々見え隠れしていたけれども。

今時、珍しいくらいに素直な文章で、

数十年前の作品かと思わせてしまう。

ストーリーとは裏腹な文章がなぜか、

不思議な世界を醸し出している。

最近の芥川賞作の読後感は、

なぜにこの作品が芥川賞と思うことが多いが、

久しぶりに、ちょっとばかり納得させられた作品。