3月4日(土)~5日(日)「主として」山歩きを楽しむ仲間の彩山岳会
(リーダーとあと数名は、ヒマラヤ遠征の経験もある)で、乗鞍高原へ
雪上散歩をしに出かけました。
大阪、半田,瀬戸、名古屋、刈谷、春日井などまちまちの住所ですが、
落ち合い場所の中央道駒ケ岳SAへは予定より30分近く早く集合。
メンバーの意気込みが伝わります。
快晴、無風、幹事さん始め、参加者の心がけが良いせいで絶好の天気の下、
中央道をドライブ。中央アルプス、南アルプス、北アルプスと眼前に広がる
パノラマを見ながら、昼食場所の島々・赤松食堂へついたのは10時40分。
「まだ蕎麦を打っているところですが」という開店前の店に入れて頂く。
途中で買ってきた、おやき(これは絶品)を切り分けて頬張りながら
蕎麦を待ち、運転しない人(おもにU氏)は冷の地酒で信州名物野沢菜、
モツ煮で軽く一杯。10割蕎麦を食べ、今日の宿フレンズ岡崎へ。
すでに、大阪のO氏は到着していました。
荷物を置いて、早速歩くスキーの講習。一瀬牧場へ行く。
歩くスキーは普通のより細く、靴の前だけ止めて踵が上がるようになっており、
スキーの裏はうろこ状の凹凸が付いて、後へは滑りにくいようになっています。
トリノオリンピック距離レースで見たのとは大違いで、私はへっぴり腰で
少しの傾斜ですぐ転び、馴れるまでは大変でした。
さすがに先生の岡崎さん(民宿の主、スキー学校の校長やら、
ここら辺りのガイドやらをやられている方、信大の大先輩でもう70歳ですが、
我々より身のこなしは軽い)は、すいすいとスキーを使いこなし、
縦横無尽に雪野原を駆け巡ります。
少しだけ滑り方を教えていただき、皆で雪原を散歩。小川を跨ぐところで、
転倒者続出。足跡のついていない、きれいな雪原をスキーの跡をつけて
歩く気持ちよさ、見上げれば乗鞍の剣が峰、大日岳、高天原、がそびえ
紺碧の空の下、心が洗われるような気持ちで遊びました。
スキー場経由で帰る人と別れ、一足先に宿へ。
宿に帰り、近くの温泉「湯けむりの湯」で入浴。白骨温泉と同じ泉質で、
こちらはまだ白濁している。沢山のお客で賑わっていました。
戻って早速乾杯の練習。念入りに練習しているところに、スキー組合流。
M氏持参の鮒鮨、O氏持参の自家製どぶろく、その他女性陣からのものなど、
逸品に大いに盛り上がりました。(私はただ、おいしいおいしいと戴いただけ)
フレンズ岡崎さんの料理は地産品(エビフライは別としても)が主で、
健康にはよいものばかりです。朝食も山菜・きのこ中心でした。
酔っ払って何を話したかが定かではないですが、かすかに
「酒つくりに大事なのは愛か科学か」の論争があったような覚えもあります。
翌日はスノーシュー(西洋かんじき)で林間散歩。
暖かい日差しの中、雪も春で締まっており、林の中を自由に歩き回れました。
木々も芽が膨らみ、雪で1mは視点が高くなっているので、
サルノコシカケなどが目の高さ以下で見ることが出来ます。
ねこやなぎの新芽もビロードの感触で小さく出ていました。
スキーに比べ、スノーシューは技術不要で、我々には疲れも少ないようです。
M氏、O氏はスキーで同行。やはり技術の有無で道具も変わります。
楽しかった雪上散歩も終わり、フレンズ岡崎さんを出発。
昼食は木曾谷への入り口で「福伝」という蕎麦屋さん。
ここでは、すんきそば(蕪の葉っぱを発酵させたものが入っている)が大人気。
私とI氏はとうじ蕎麦(蕎麦のしゃぶしゃぶ?)を注文。
皆が終わるくらいにゆっくり出てきましたが、これがおいしかった。
鍋の中の出汁と油揚げ、鶏肉などの若干の具の中へ。
小さな竹篭で蕎麦をさっとくぐらせて食べるものです。
ここで、一応解散。
有志は更に、坂下の小野桜酒造で絞りたての日本酒の試飲をしてゆきました。
ここは日本一小さな作り酒屋といわれ(年間65石程度)、農家と兼業で、
きちんと手を洗ってから、ひんやりとした建物の中に案内されました。
今新酒を絞っており、3/10 ころ、出荷とのこと。船といわれる槽から、
ほんの少しだけ絞り出てくる出来立てのお酒を、そこで味わわせて頂きました。
「うまい~」
よかったらもう一杯どうぞ、と御主人に言われ、
それではとすぐさま杯を出したのはU氏、さすがでした。
今年はやや甘口に仕上がったとのこと。私には後味が少し辛目のように
思えましたが、混ざり物無しの原酒が腹の中にしみわたりました。
御主人の素朴なお人柄がお酒にも出ているようです。
Sさんに、出荷したら私の分もとっておいて下さいとお願いして、
ここで本当の解散。楽しい二日間の旅を終えました。
幹事を務めてくださった,Oさん、お世話になった皆さん、ありがとうございました。
(2006.3.7 記)
(リーダーとあと数名は、ヒマラヤ遠征の経験もある)で、乗鞍高原へ
雪上散歩をしに出かけました。
大阪、半田,瀬戸、名古屋、刈谷、春日井などまちまちの住所ですが、
落ち合い場所の中央道駒ケ岳SAへは予定より30分近く早く集合。
メンバーの意気込みが伝わります。
快晴、無風、幹事さん始め、参加者の心がけが良いせいで絶好の天気の下、
中央道をドライブ。中央アルプス、南アルプス、北アルプスと眼前に広がる
パノラマを見ながら、昼食場所の島々・赤松食堂へついたのは10時40分。
「まだ蕎麦を打っているところですが」という開店前の店に入れて頂く。
途中で買ってきた、おやき(これは絶品)を切り分けて頬張りながら
蕎麦を待ち、運転しない人(おもにU氏)は冷の地酒で信州名物野沢菜、
モツ煮で軽く一杯。10割蕎麦を食べ、今日の宿フレンズ岡崎へ。
すでに、大阪のO氏は到着していました。
荷物を置いて、早速歩くスキーの講習。一瀬牧場へ行く。
歩くスキーは普通のより細く、靴の前だけ止めて踵が上がるようになっており、
スキーの裏はうろこ状の凹凸が付いて、後へは滑りにくいようになっています。
トリノオリンピック距離レースで見たのとは大違いで、私はへっぴり腰で
少しの傾斜ですぐ転び、馴れるまでは大変でした。
さすがに先生の岡崎さん(民宿の主、スキー学校の校長やら、
ここら辺りのガイドやらをやられている方、信大の大先輩でもう70歳ですが、
我々より身のこなしは軽い)は、すいすいとスキーを使いこなし、
縦横無尽に雪野原を駆け巡ります。
少しだけ滑り方を教えていただき、皆で雪原を散歩。小川を跨ぐところで、
転倒者続出。足跡のついていない、きれいな雪原をスキーの跡をつけて
歩く気持ちよさ、見上げれば乗鞍の剣が峰、大日岳、高天原、がそびえ
紺碧の空の下、心が洗われるような気持ちで遊びました。
スキー場経由で帰る人と別れ、一足先に宿へ。
宿に帰り、近くの温泉「湯けむりの湯」で入浴。白骨温泉と同じ泉質で、
こちらはまだ白濁している。沢山のお客で賑わっていました。
戻って早速乾杯の練習。念入りに練習しているところに、スキー組合流。
M氏持参の鮒鮨、O氏持参の自家製どぶろく、その他女性陣からのものなど、
逸品に大いに盛り上がりました。(私はただ、おいしいおいしいと戴いただけ)
フレンズ岡崎さんの料理は地産品(エビフライは別としても)が主で、
健康にはよいものばかりです。朝食も山菜・きのこ中心でした。
酔っ払って何を話したかが定かではないですが、かすかに
「酒つくりに大事なのは愛か科学か」の論争があったような覚えもあります。
翌日はスノーシュー(西洋かんじき)で林間散歩。
暖かい日差しの中、雪も春で締まっており、林の中を自由に歩き回れました。
木々も芽が膨らみ、雪で1mは視点が高くなっているので、
サルノコシカケなどが目の高さ以下で見ることが出来ます。
ねこやなぎの新芽もビロードの感触で小さく出ていました。
スキーに比べ、スノーシューは技術不要で、我々には疲れも少ないようです。
M氏、O氏はスキーで同行。やはり技術の有無で道具も変わります。
楽しかった雪上散歩も終わり、フレンズ岡崎さんを出発。
昼食は木曾谷への入り口で「福伝」という蕎麦屋さん。
ここでは、すんきそば(蕪の葉っぱを発酵させたものが入っている)が大人気。
私とI氏はとうじ蕎麦(蕎麦のしゃぶしゃぶ?)を注文。
皆が終わるくらいにゆっくり出てきましたが、これがおいしかった。
鍋の中の出汁と油揚げ、鶏肉などの若干の具の中へ。
小さな竹篭で蕎麦をさっとくぐらせて食べるものです。
ここで、一応解散。
有志は更に、坂下の小野桜酒造で絞りたての日本酒の試飲をしてゆきました。
ここは日本一小さな作り酒屋といわれ(年間65石程度)、農家と兼業で、
きちんと手を洗ってから、ひんやりとした建物の中に案内されました。
今新酒を絞っており、3/10 ころ、出荷とのこと。船といわれる槽から、
ほんの少しだけ絞り出てくる出来立てのお酒を、そこで味わわせて頂きました。
「うまい~」
よかったらもう一杯どうぞ、と御主人に言われ、
それではとすぐさま杯を出したのはU氏、さすがでした。
今年はやや甘口に仕上がったとのこと。私には後味が少し辛目のように
思えましたが、混ざり物無しの原酒が腹の中にしみわたりました。
御主人の素朴なお人柄がお酒にも出ているようです。
Sさんに、出荷したら私の分もとっておいて下さいとお願いして、
ここで本当の解散。楽しい二日間の旅を終えました。
幹事を務めてくださった,Oさん、お世話になった皆さん、ありがとうございました。
(2006.3.7 記)