日曜日、東京で時間があったので、月島へ寄った。
ご存知もんじゃ焼きで有名な地である。商店街は3軒に一軒がもんじゃ焼き店というくらい、もんじゃ焼き密集地。
商店街半ばにあるコンクリート作り(レンガに漆喰か?)交番らしきところで、「どの店が美味しいですか教えて下さい」と頼んだら、「警官の私が、えこひいきをするようなことは教えられない」、ともっともな答えが返ってきた。では「貴方が個人的に良く行く店は?」と聞いたら、黙って目の前の「えびすや」を指差した。後で見たらその交番は現存する最古の交番建物だそうだ。
さて「えびすや」。開店時間前なのにすでに2テーブルが埋まっている。奥の2テーブルは予約の札。隣は下町のおじいさんおばあさんグループが一杯やりながらもんじゃの準備が出来るのを待っていた。80くらいのお爺さんにオバさん3人という組み合わせ。さすがにお爺さんがお酒で顔を赤くしながら仕切っていた。
私達6・5人も牛筋の煮込み、マグロのほほ肉を肴にビール。もんじゃの注文をしようとしたら、ベテラン店員のお姐さんが、「限定15食の特製もんじゃ」を頼みなさい。それに焼きそばは2人前でいいでしょう。とてきぱきと指示をするようにおっしゃる。完全にお姐さんのペースだ。
もんじゃ、焼きそばは店の職人さんが焼いてくださる。手並み鮮やか。美味しく焼いてくださった。ここの女将さんらしき人と隣の常連さんは、お土産のやり取りをしている。「いつもすみませんねえ」と女将さん。
味とボリュームに満足満足。外へ出ると商店街で餅つき大会をやっていた。下町情緒一杯である。都会で住むのならこんなところがいい。