尾道からの帰途、姫路に途中下車した。
世界遺産で国宝の姫路城を見るためである。
駅からもそびえている天守閣が見え、歩いて10分くらいの距離だ。
さすがに堂々としている。中は木造であるが、概観、城の構造は、ナポリの卵城や、
チェコのプラハ城を思い出させた。
戦いの現場はどこも同じなのだろう。
名古屋城よりスケールは大きい。勿論保存状態は格段に良い。
内部は太い柱や、梁、磨き上げられた床板が残っており、槍や鉄砲掛けも保存されている。
畳に昆布を編みこみ、戦い専用のトイレを三口作っておくなど、戦いの準備に怠りなかった
頃が偲ばれる造りである。
建築上も、軍事上も貴重な遺産であろう。内部は急な階段の連続であったが、国宝を堪能できた。