



ヴィクトリア最大の観光名所、ブッチャート・ガーデンはロバート・ビム・ブッチャート氏の経営するポートランドセメント工場へ原料として供給した石灰岩の採石跡地を美化するため、ジェニー夫人が整地をして草花を植えたのが始まりだそうだ(案内パンフレットより)。約22ヘクタール(7万坪)の敷地には、いたるところに手入れされた花が咲き乱れ、そのスケールは他の追随を許さない。
世界的にも有名なサンクンガーデン(沈床庭園)ローズガーデン、日本庭園、イタリア庭園などを巡り、時の経つのを忘れ、花の世界に遊んだ。これだけの花を咲かせるのは並大抵な苦労ではないだろう。修学旅行か遠足か学生の姿も多く見えた。こうしてみると日本庭園は花が少なく、華やかに浮き立つ気分にさせる他の庭に比べ、侘び寂びの世界を繰り広げ、一種独特である。珍しく日本が個性豊かな世界を繰り広げているようだ。
ここは年間100万人が訪れるというが、さもありなんとおもわせるだけの花の量と質であった。ここは毎日が花博の会場である。花好き、庭好きにはたまらないだろう。





