
10日間ほどアメリカに行っておりました。主たる目的はSO(スペシャルオリンピックス)世界大会開会式出席と応援ですが、その他も少し足を伸ばしてきました。
LA(ロサンゼルス)で、世界大会はあったのですが、LA滞在の最終日、飛行機までの時間があったので、リトル東京へと出かけました。ダウンタウンからバスで5,6個の停車場を過ぎたところにあるこの場所は、停車場の名前にもあるとおり、かなり有名だったらしいのですが、実際に行ってみた現在の感想は、小じんまりした昭和村といったところでしょうか。
リトル東京で降りると、バス停の斜め前に「交番」と書かれた案内所があり、縦書の漢字が懐かしい。



櫓の横から、狭い小路に抜けると、日本食やショップ、パン屋、スーパーの前に出る。大きなパラソルの下では器用に箸で弁当をつついている現地の人がいる。しかしなんともこじんまりしており、店の中が暗い。一昔前の田舎の雰囲気だ。現在ではこんなお店は探さないとないだろう。日本ではこうした店は衰退の一途を辿ったのだが、ここLAでも同じだろう。もっと現代的なアニメ、ゲーム、日本食、オタク文化等をを発信しなければ、早晩ここは消滅するだろう。こうした努力をしないので韓国にも宣伝戦でまけてしまうのではないか。トヨタ・ホンダ・マツダなどが進出しているトーランスの都ホテル、スーパーのほうがよほど正確に日本の現状を伝えている。


小路を抜けて少し周りを歩いたあと、全米日系人博物館へ。ここはサトウキビ畑開拓の歴史、第二次大戦の際の収容所時代、戦後の苦闘の歴史などが記録されているそうだが、我々は炎天下で少し歩き疲れたので、付属の喫茶店に入ることにした。