友人との最後の昼食は諏訪南IC近くの山の恵でとった。11時過ぎに入ったが小さな店の3つの席は予約標示がしてあり、他の席には5人の先客があり、テーブルは一杯だった。相席になりますがと4人の先客の脇に案内され、据わって待つ。隣の客も我々と同じそば定食らしい。
程なく運ばれてきた膳を見ると、蕎麦が光っている。茸の炊き込みご飯、煮物、漬物、箸休め、デザート、はいずれも素朴で決して派手ではないが、田舎の良さがにじみ出ているようだ。
蕎麦は歯ごたえがよく、蕎麦の香りも十分に楽しめた。料理はそれぞれ薄目の味で素材の持ち味を活かしていた。田舎の蕎麦屋にしては上出来である。ウィークデイの昼間から混みあうのもむべなるかである。
本家の山の幸定食よりあっさりしていて、年寄りにはこちらのほうがいいようだ。