主峰赤岳の前に立ちはだかる阿弥陀岳
田植えの準備も整った里の田んぼと八ヶ岳
連休の喧騒も過ぎ去り、田舎の静けさが戻ってきた。晩春あるいは初夏の日差しに山々はおぼろに霞み、一年のうちでもっとも爽やかな季節だ。ここらあたりでは八ヶ岳連峰と南アルプスが向かい合い、まだ山肌には残雪を纏って峨々たる山容を見せている。
ほんの5年前くらいまでは、これらを見ると何やら挑戦意欲を掻き立てられ、「よし何時かは登ってやるぞ」という目で見ていた。この頃は純粋に「きれいな山並だ」と何やら距離感を感じてしまう。ちょっぴり寂しい思いだ。
しかし、そんな思いを他所に山は悠然と聳えている。自然の大きな存在を感じる。
土手のたんぽぽと甲斐駒ケ岳
甲斐駒の堂々たる山容