
鮮やかな新緑の季節がやってきた。「燃えるような緑」という表現がピッタリのイキイキとした新緑だ。家の近くの公園の緑も燃えている。おそらく市の木であるクスノキの若葉だろうがほんとうに綺麗である。
二四節気も、穀雨、立夏、小満と季節が進む様が現されている。穀雨とは穀物を育てる春の雨がふる頃のこと。この節気の終わりに八十八夜がある。立夏は次第に夏めいてくる頃、五月五日~五月二十日あたりの青々とした緑が増えてくる季節の頃です。小満とはいのちが次第に満ち満ちてくる頃。草木も花々も、鳥も虫も獣も人も日を浴びてかがやく季節だという。
こんなふうに見ると、日本の季節を表す言葉は、本当に自然に寄り添った繊細な内容のように思える。さあ精々外に出て日を浴びよう。